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2022.08.12
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読レポ第686号

 

傾聴の基本

著:心理学博士 古宮 昇

発行:総合法令出版KK 

 

おわり
~聴き手の成長について~

 

あなたに覚えて
いただきたいこと

 

本書の最後に、

どうしてもお伝えしたい

大切なことがあります。

 

本書を読むと、

「子どもの心を傷つける

親は悪い親だ」とか、

 

「人の気持ちを

傾聴できないのは

悪いことだ」

 

「共感的に耳を傾けないのは

良いことで、すべての人が

そうするべきだ」と

 

私が言っているように

感じられる方も

いらっしゃるでしょう。

 

本書でお伝えしたとおり、

子どもは親の無条件の

愛情を強烈に求め、

 

それが得られないときには

とても不安になったり、

寂しくなったり、傷ついたり、

腹が立ったりします。

 

それはとても

辛いことです。

 

また、私たちは自分のことを

自分の身になって

分かってほしいと願っており、

そうしてもらえないと傷つきます。

 

そんな経験をするとき、

私たちは自分のことを

犠牲者だと感じます。

 

しかし、私たちは

犠牲者ではありません。

 

子どもにとって親から無条件に

愛されないと感じるのは

とても辛いことですが、

 

その経験は、決して

その子にとって

「悪いこと」ではないのです。

 

同様に、人から優しくされなかったり

大切にされないと感じたりするのは、

苦しい辛いことではありますが、

「悪いこと」ではないのです。

 

私(著者)の心理援助を受けた

多くの来訪者の方が、

 

それを腑に落ちて実感し、

何十年も抱えて苦しんできた

心の傷つきや苦しみから解放されて、

 

いっそう充実した意味を

感じられる人生を歩んでおられます。

 

「毒親」「機能不全の家庭」

「アダルト・チルドレン」という

言葉が出回るようになりました。

 

それらの概念の

根本には

 

「子どもは悪い親のかわいそうな

犠牲者であり、苦しんで

生きざる得ない」という

前提があります。

 

しかし私(著者)のもとへ来る

多くの方々はそれが

真実ではないことを発見し、

新しい人生を歩んでおります。

 

誰の心にも傷つきがあります。

あなたもご自身の心の痛みを

根本的に解決しようと

思われたときには、

 

プロのカウンセラーなど

専門家の支えを求め、

解決に取り組まれることを

お勧めしたいと思います。

 

と著者は述べています。

 

確かに人は無条件の

愛情を求めるものです。

 

また、私たちは
自分のことを

自分の身になって

分かってほしいと

そう願っています。

 

それが叶わないと
感じて、傷ついて

自分が犠牲者であると
いつまでも、

その犠牲者であることに
フォーカスしてしまいます。

いつまでも私は
犠牲者である
と捉われると、
前には進めません。

苦しみや辛さから
抜け出すことができないです。

そんなときは、
傾聴の力が
支えになって

勇気をだして
犠牲者であるとの
フォーカスから
抜け出すことができます。

人は自分がどこに
フォーカスするかで、
苦しみや辛さから
抜け出すことができます。

 

そんなときは、
傾聴の力が
そのフォーカスを
徐々に変えていきます。

※次回は別の本になります。






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Last updated  2022.08.12 05:11:18
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