166320 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

アシルパ読書の部屋!

アシルパ読書の部屋!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

バネット!

バネット!

Calendar

Archives

Category

Recent Posts

Comments

Keyword Search

▼キーワード検索

2023.06.25
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

読レポ第986号

「孤独」のちから

著:諸富祥彦

発行:㈱海竜社

第5章快適な「マイ・スペース」の見つけ方【実践編】

▷自分に合った「マイ・スペースの見つけ方

 ひとりなって自分の心の声に静かに耳を傾けていく—マイ・スペース—を見つけることをおすすめしてきました。

 ここからは、実際にあなたがあなたらしくいられる場所、あなたのマイ・スペースを見つけていくための具体策をご紹介しましょう。

 マイ・スペースはどのように見つけていけばいいのか。どういった場所がマイ・スペースに適しているのか紹介していきます。

 まず自分に合ったマイ・スペースの見つけ方ですが、とにかく「ここは‼」と気になるところに足を運んでみることです。その場所に行ってみて、身を置いて、そこが自分の心と深く対話できるかどうか試してみるしかありません

 大事なことは、この本を含めて情報に左右されないことです。

 近頃、メディアには「癒しのスペース」とか「リラックスできる空間」とか「おすすめのヒーリングスポット」といった情報が溢れています。

 しかし、マイ・スペースは自分だけの場所であることが、何よりも大切です。ほかの人にとってはどうでもいい場所でも、自分にとって居心地のいい場所がマイ・スペースです。「おおすすめの場所」にみんながこぞって行くと、マイ・スペースではなくなってしまいます

 マイ・スペースであるからには、「みなのマイ・スペース」はありえません。したがって、インターネットなどで調べるのも悪くはありませんが、できるだけ自分の足で歩いて探していただきたいのです

 わたしはここで自分の経験や、おすすめのマイ・スペースをいくつもあげています。けれども、それはあくまでヒントとして参考にしてください。

 私のヒントから「それなら、自分はむしろこういう場所のほうがいいかもしれない」「ここに書いていてある場所より、こういうスペースに言って見ようかな」と連想を膨らませていくこと、自分に合ったマイ・スペースが見つかりやすいと思います。

 マイ・スペースになりうる場所は、人それぞれに異なります

 ある人は自然に囲まれた場所で見つけられるかもしれません。ある人のマイ・ペースはビルの中にあるかもしれません。

 家の中のほうが落ち着くという人もいれば、家の外のほうが気持ちがのびのびできるという人もいるでしょう。

 私の場合は、家の近くの江戸川がマイ・ペースのひとつです。

 夕方の川辺に座って、川面の移ろいを眺めていると、静かな気持ちでおのずと自分を深めていくことができます。私はこの川といっしょに、自分の人生を歩んでいるといってもいいかもしれません。
また、私は筑波大の大学院生時代には、よく平日に近く(つくば市)の公園に行っていました。週末その公園は人で賑わっていたのですが、平日は人もまばらで、とても気が休まる場所だったのです。そこで芝生やベンチにゴロリと寝ころがってボンヤリしていると、自分の心の世界に深く入っていくことができました。

 こうした場所をいくつか見つけていくと、マイ・スペースそのものが、自分らしい人生を生きていくための強力なパートナーとなってくれることにきづくでしょう。自分の人生にとって、かけがえない心の財産になっていくのです。

 そんなマイ・ペースをみつけるときの大事なポイントは、心のモードが変わるかどうかですここに来ると、あれこれ考えるモードではなくなる。考えるのではなく、ただ心の声が聞こえてくる。雑念がふっと消えて、自分と深く対話するモードになる

 そんな場所があれば、そこがあなたにとってのマイ・スペースです。

 ここに来たら、いつも心のモードとは違ってくるという場所があるはずです。逆にいうと、いろいろと考えてしまう場所は自分にとってマイ・スペースではないのです

 たとえば、「どこかでボンヤリしたいな」というときに、公園のベンチにこしかけたり、ベランダで夜空を見上げたりする。

 しかしそこに実際にいるとあれこれ考えすぎてしまう。「あれをこうしよう、これはどうしよう」と頭の中でグルグル考えが巡っている。だとしたら、そこはあなたのマイ・ペースではないということです。

 自分だけのマイ・スペースを見つけると、心のモードがスーッと切り替わっていくのがわかるはずです。つまり、ひとりになるということは、心のモードチェンジでもあるのです。心のモードを変えて、あれこれ考えない。そこでは何もしない。マイ・スペースでは「何もしない」を「する」ことが大切なのです。

 自分だけのマイ・スペースをつくるには、とにかくいろいろな場所に行ってください。そして「ここだ!」と感じる、あなただけのマイ・スペースをみつけてください。

と著者は述べています

 確かにマイ・スペースは、人によって違います。

 私もいくか、ひとりの時間になってマイ・スペースの場所を持っています。ここには、書いていませんが、マイ・スペースは、時には、時間帯や季節によって違います。いまこのブログを書いている場所は、自宅の二階で早朝の大きな窓があり周りの山々が見える場所で書いています。私のマイ・スペースの一つです。

 時には、シーズの終わった海水浴場もマイ・スペースです。ひとりになって、波の音を聴いてボンヤリしたり。著者も書いているように、市内の平日は樹木が多く人が居ない公園や、森林公園だったり、霊園の展望台だったりと、自分が居心地がいいと感じる場所がマイ・スペースです。

 頭の中か余白になれる場所です。あれこれと考えようとしないで、自分の中で湧いてくる心の声が聞こえてくる所です。

 このブログもこの本を読んで、自分の中で湧いてきた声をただ書いているだけです。あれこれとは、「今日は、何を書こう」とは、考えているわけでは、ありません。

 ただ、自分の中で湧いてくる直感的ともいえる声を書いています。

 即興演劇や即興音楽などと同じで、自分の心の声から湧いてくる事を書いています。

 自分の心の声を聞くのがなかなかできないときは、即興演劇や即興リレー朗読などでインプロゲームのようなトレーニングをすると、自分の中に湧いてくる心の声が次第に聞こえるようになってきます。

 自分がひとりになれるマイ・スペースを見つけて、自分の中に湧いてくる声を聞いて、自分らしい生き方を見つけてください。時には、マイ・スペースでコーヒやハーブティーなどを飲みながら、ボーッとするといいかも知れません。人生は有限なので、自分らしく生きることをお勧めします。

 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.06.25 05:44:41
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.