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読レポ第1133号 言いにくいことが言えるようになる伝え方 ~自分も相手も大切にするアサーション~ 発行:㈱ディスカヴァー・トェエンティワン 第4章 《実践》アサーティブに「思い」を伝える これも「思い」を抑えてしまう人が抱きがちな思い込みのひとつです。
もちろんケンカをしないにこしたことはないでしょう。 何の歩みもない、ただ怒鳴り合い、ののしり合うだけのケンカなら、しない方がいい。 ただし、言いたいことがあることに、がまんして黙っているよりは、ぶつかることも覚悟して、思っていることを言った方がいいでしょう。 がまんの挙げ句、キレたり、相手を攻撃するような実態に陥らないためにも、多少の葛藤を恐れすぎないことです。 ただ、言い合いをする場合も注意があります。 お互いに自分の言い分を理解してもらおうと焦ると、つい、一方的な主張だけになったり、感情的になったりしがちです。わかり合うための話し合いが、悪口の応酬に発展することもあります。 では、そうならない「いいケンカ」のコツはあるのでしょうか。 ポイントは、自分の言い分をわからせようと焦らないで、少し立ち止まることです。 またがまんして聞き入れるのではなく、まず、相手の言い分に耳を傾けるのです。 ケンカが始まるとき、わたしたちはつい「自分の言い分を先に聞け!」と言いたくなっています。両者とも無意識に「自分の言い分が先」と争い始めるるので、言いたいことだけの応酬になり、声も言い方も激しくなり、泥沼のケンカになっていきます。 泥沼のケンカにならないためには、「先に聞け」を止めて「先に聞く」ようにする。 「あなたは何をい言いたいのか?」→「いいたいことがわかった」→「では、わたしはこう言いたい」と話を進める。 この一呼吸が感情のぶつけ合いにならないコツです。 ケンカの場合は、そのことになんらかの葛藤や行き違いが起きているという信号です。誰もがそこまでは理解しているのですが、その際、自分の言い分を先にわからせ、押しつけようとすると、一方的な説得になりかちです。 ケンカは、あくまでも互いが歩みよりのための話し合いのひとつ。 言いっぱなし、ケンカしっぱなしでは、理解がされなかった不満と嫌な感情の蓄積にエネルギーの消耗という状態が加わり、問題は先送りになります。 収拾がつかなくなって、言いっぱなしでおわらせないために、相手に耳を傾けながら「熱い論議」(いいケンカ?)を心がけましょう。 と著者は述べています。 ケンカというよりは、議論です。お互いの言いたいことを、ぶつかり合う恐れを手放して、お互いを尊重しながら、議論をすることです。 その議論とは、相手が何を言いたいのか先に聞いて、自分の言いたいことを押し付けないことです。相手の言い分をジャッジしないことです。 ついつい、相手の言い分を聞いている時に自分の物差しで聞いているとジャッジをしがちですが。自分の物差しでジャッジせずにまずは、相手の言い分を聞くことをすると、その後に自分が言いたいことを相手に言うと、相手も自分の言い分をちゃんとジャッジせずに聞く可能性がでてきます。 泥沼のケンカになりません。お互いに自分の正しさの感情に振り回されることはありません。 ついつい「自分の言い分が正しい」となりがちですが、相手の言い分をジャッジせずに肯定的に聴くことです。 言い分の中には「事実」と「感情」「思い込み(勘違い、妄想、錯覚)」などがあります。お互いに感情に振り回されると上記の事が見えないです。 不毛な言い合いの泥沼になりエネルギーと時間の無駄使いになり、何も前進しなく、返って人間関係を悪くしてしまいます。お互いを尊重しながら、ぶつかり合うことも覚悟して、言いたいことに蓋をせずにコミュニケーションをとることです。 お互いの言いたいことには、良い・悪い・正しい・間違っているなどのジャッジをせずに。コミュニケーションで対話を通じて、見つけていくことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.11.23 01:09:03
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