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遊心六中記

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茲愉有人

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2023.12.05
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カテゴリ:観照 & 探訪

ギャラリーから館外に出ますと、美術館のエントランスに戻る通路があります。
また、それに沿って庭の石畳の通路も設けてあります。
白亜の壁面には、庭の笹竹が太陽の光を受けてその影を映じています
あたかも水墨画を眺める風情です。
石畳に降りて、美術館の庭を巡ってみました。巡った結果をイメージしていただき易いように編集してご紹介します。

ネットのマピオンの地図を拡大で見て気づいたことから始めます。
藤田美術館が二方向の道路に面しているのは、前回触れました。美術館の建物は道路に沿っていますので、北西から南東方向に建物が位置し、正面は南東面になります。
地図をよく見ますと、東西線がこの藤田美術館の直下を同じ方向で通過しているのです。
大阪城北詰駅が直近距離ということがなるほどと思った次第です。

  
          
ギャラリーから出て、石畳の通路でまず見えるのがこの道標です。
背後は茶室の建物。道標は上部に方向を指さす手の浮き彫りがあり、左側面には「京はし」と判読できそう。その他は詳しくは見ていません。
この笹竹が壁面に映じていたのです

 
石畳の通路を美術館の正面方向に進み、振り返った景色です。
美術館の通路沿いの西側には、笹竹、紅葉、常緑樹など様々な樹木が植えられ、その中に茶室の建物が隠れて見える風情です。

 茶室のある一画を南から眺めた景色
 飛び石伝いに茶室に向かいます
 置き石
           
 
     茶室の手前に腰掛け待合が設けてあります。

 
樹木の先に、「光雪庵」と記された扁額が見えます。この茶室の銘でしょう。
      
         
        待合から茶室に向かう途中に置かれた石灯籠

茶室に近づける範囲で眺めてみました。
        
        美術館の通路に沿った石畳から笹竹越しに眺めた茶室の東面
 
少し、南東に歩み南東隅から眺めた景色
待合はこの左(南)に位置し、この左の飛び石の先が待合につながっています。
 
    ​建物の西面を南から眺めた景色​
 
    茶室の建物から少し離れ、南西側からとった全景

この茶室「光雪庵」は、伝統数寄屋建築で新しく建てられたものだそうです。
「かつて存在した『会庵』の平面を基に再構築し、藤田家席名と部材を旧美術館の茶室から引き継いでいます」(資料1)とのこと。

上掲の道標まで一旦戻ります。
  
        
            この建物の北面です。玄関がこちらにあります。

 
道標の傍から、北を眺めますとこの堂宇が見えます。
 多宝塔です。
 
          傍の庭に目を転じますと、礎石が置かれています。
 
 
その先には、歌碑が見えます。私には判読できません。
 多宝塔の全景
 多宝塔を近くから眺めます
 
これは、高野山光臺院(コウダイイン)にあった多宝塔が当時の藤田邸庭園の築山に移築されたものだそうです。多宝塔の下層は三間四方、総高は10.2mだとか。(資料2)
        
  お堂の足元の一隅に、地蔵尊石像と頭部の欠けた半跏石像が置かれています。

         
       多宝塔の近くで目に止まったのがこの5つの石仏です。
 
同じ形式で彫刻された石仏像の角柱です。正面下部に刻された種字(梵字)はそれぞれ異なりますので、この5仏で一つのセットなのかも知れません。それなら、真っ先に連想するのは金剛界五仏ですが・・・・。詳細不詳。

 
この後、美術館の北側をまず探訪してみました。
                 
 
この辺りは石塔や石灯籠を点在させて作庭されています。
 
風化も進み、彫られている文字が読めません。
 
 
 
 
          

 

美術館の周辺の庭を一通り眺めました。
実はこの西側に、広大な庭園が広がっていますその庭園とは一応庭が通路で画されていますが、半ばオープンな庭のつながりとなっています。

その広大な庭園の領域は、最後に気づいたのですが、現在「藤田邸跡公園」となっています。
次回は、この藤田邸の庭園跡をご紹介します。

つづく

参照資料                      :「大阪の近未来(大阪 関西の再開発巡り」
2) ​藤田美術館多宝塔(旧光臺院多宝塔)​ :「大阪市」

補遺
藤田美術館​ ホームページ
千宗屋さん(武者小路千家第15代家元後嗣)​  :「藤田美術館」
藤田美術館​  :「TAISEI DESING」
旧藤田邸庭園​ :「大阪市」
藤田邸公園​  :「JRお出かけネット」

  ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)

探訪&観照 大阪市 藤田美術館と庭 -1 展示:妖と護 へ
探訪&観照 大阪市 藤田美術館と庭 -3 藤田邸跡公園 へ





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Last updated  2023.12.07 16:20:06
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