哀愁のマンデイ / I don’t like Mondays
昨晩、下北沢の某ロックバーで開催された「産業ナイト」というイベントに行ってきました。バンド仲間がDJをやっているので…。DJといっても曲の解説などはなく、自分が聞かせたいCDやレコード(なつかしい響き?)を持って行って、いわゆる産業ロックを10曲ほどかけるという企画です。10歳以上も年下のDJ嬢はスティクスやらカンサスやら、いろいろかけてくれたけど、80年代半ばから90年代初めまでの産業ロックにはほとんど関心のなかった私には、未知の曲が多かったです。(汗)でもマイク・オールドフィールドがロジャー・チャップマン(元ファミリー)に歌わせたヒット曲、「Shadow On The Wall」がかかった時は、同行の友人達が「これって産業なの?」といぶかっていましたが、何となく私のためにかけてくれたような気がしないでもありませんでした。(笑)あ、でもブームタウンラッツの「哀愁のマンデイ」は、なつかしかった。あらためて名曲だなあ…と思った次第。参考:http://www.geocities.com/~sdsundstrom/が、この曲、ちょっと忌まわしい逸話がありましたね。1979年1月29日、カリフォルニア州サンディエゴのクリーブランド小学校に、多くの銃弾が打ち込まれ、校長と教頭が死亡、子どもや警官8人が重軽傷を負う惨事が起こった。犯人は小学校の向かいに住んでいた、当時16歳の女子高生ブレンダ・スペンサー。自宅に7時間以上立てこもったあげく逮捕された。ブレンダは「何故あんなことをしたんだ?」と聞かれた時「I don’t like Mondays(月曜日は嫌い)」と答えた…。猟奇的な事件が多発している現在では、インパクトのない話かもしれないけれど、当時は世界中の人々が驚いた。気やすく「月曜日は嫌い」と言えなくなってしまった。彼女が持っていた22口径ライフルは、父親からのクリスマスプレゼントだった。この曲はこの事件をテーマにした曲だったので、全世界で話題を呼び大ヒットした。でもアメリカでは売れなかった。ブレンダの両親がレコードの販売差し止め裁判を起こすとか、全米ライフル協会が圧力をかけたりした。