な~んと1977年8月に発行されたSTEREOという音響機器雑誌に、
当時、ブライアン・フェリーのツアーで来日した
ウェットン先生の貴重なインタビューが掲載されていました。
最近、楽天フリマで偶然、見つけたものです。
即落札で300円、北海道の古本業者から購入。
(表紙タイトル部)
なんと「特集・2 新ハード・ロック読本」という特集で
ジョン・ウェットンのブリティッシュ・ロック界秘話という
見出しが…。
4ページにわたる単独インタビューの内容は、
・ブライアン(フェリー)のコンサートは女装の男がズラリだよ
・クリムゾンの解散はR・フリップのツアー恐怖症が原因!
・キング・クリムゾンが再結成!
・イギリスのロック界は小さなサークルさ
という内容。
ユーライア・ヒープ脱退のいきさつとして、
マネージャーのジェリー・ブロンがケン・ヘンズレーの
ソング・ライティングの才能に執着して、
デヴィッド・バイロンを追い出す形になってしまったという
逸話が紹介されています。
またクリムゾンの解散は、ロバート・フリップが飛行機嫌いで、
ホテルの食事やエアコンなどにがまんできなくなったことが原因だと。
なので、自分とビル・ブラッフォードが結成するグループ(後のUK)には、
ロバートは参加しないだろうと語っています。
で、「クリムゾンのリユニオン」というジョンの発言に驚いたインタビュアーが、
ラインナップについてたずねると、
「まあ、ひとりは有名だけど、もう片方は新人だよ。
これくらいで後はお楽しみってとこだ」と煙に巻いています。(笑)
なお、こんな写真も掲載されています。
大の親日家のウェットンが緑茶を愛飲していることは、
一部のファンにはよく知られていることですが、
この頃から好きだったようですね…。^^;
それも、急須でお茶を入れているようですね。
記事の中では、当時、旋風を巻き起こしたパンクロックを批判する一方、
ピンク・フロイドやEL&P(4部作)、イエスの新作(究極)を、
肯定的に評価するなどプログレッシャーぶり(?)を披露しています。