音の歪みや劣化のないガラス製の音楽CDが世界で初めて開発されましたと。
本日の毎日新聞ニュースに掲載された記事ですが、
実際の演奏通りに聞こえると、音楽評論家たちは驚嘆の声を上げたとか。
開発者はN&Fレーベルの録音家、福井末憲さん(60)。
福井さんは、録音信号のチェックに使われていたガラスの優れた物理特性に着目。
トエミ・メディア・ソリューションズ社の技術者、
池田貢課長(52)とともに約10年かけて音楽用を開発した。
現在のプラズチック製CDは盤に張られた情報をレーザーで読み取る方式。
透明度が完全でないため読み取りが不完全だし、
日光や高温でもわずかに曲がり、音質が劣化するのが弱点。
ガラスCDの場合は透き通っているので音質の劣化なしに再生可能。
温度や湿度変化を全く受けないので、未来永劫にわたり同じ状態で聞ける。
N&Fレーベルはバッハ「G線上のアリア」を第1弾として売り出した。
すでに予約販売で入手まで約1カ月かかるとか。
問題は1枚9万8700円(税込み)もする価格。
一般の音楽愛好家に普及させるにはコストダウン以外にないでしょう。
またガラスは割れやすいので、地震大国の日本で普及するかどうか?
いや、それよりもプラスチックに変わる廉価な材料で
高音質CDが先に開発されてしまうかも。
近く東京・秋葉原の石丸電気や渋谷のタワーレコードで試聴が始まるそうです。
聞かれた方のレポートをお願いします。