カテゴリ:心の中
口喧嘩は苦手だ。
とは言うものの、私はかなり口が達者な方だ。 論理的に話しているつもりだし、間違ったところなんてないと思っているからまず負けやしない。 それにもし正しい反論をされれば、それを受け入れる冷静さも持ち合わせている。 ディスカッションの相手としてはこれほど都合のいいやつもそうそういないだろうと自負している。 ・・・だから口喧嘩は苦手だ。 口喧嘩の後に残るものはロクなものじゃない。 たとえ口喧嘩で勝ったとしても、私と口喧嘩するような相手にあっさり私の論を受け入れるやつなんていない。 意地っ張りばかりだから負かしたところで相手は感情的になって破綻した論理を持ってくる。 そこで話の筋は通らなくなり、話は終わる。 そして私は相手が私の論を受け入れることを期待できず、名目だけの勝ちを得て要所を相手に譲ってしまう。 逆に私が最初から負けていれば冷静さ故に相手の論を受け入れてあっさり勝ちを譲ってしまう。 なんにしても勝負をする前から私の負けは決まっているということだ。 終わった後に必ず虚無感がある。 相手への怒りがあらぬ方向から自分へと帰ってきて、自分を呪ってしまう。 また負けた。 なんでこんな無駄なことに気づきながらもやっているのか。 馬鹿らしさに虚無感は増してしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月27日 00時19分22秒
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