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あたふたあなくろクロニクル

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2009.02.18
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カテゴリ:一応正当日記風

 紅茶ひっくり返したおかげで貴重な朝の時間をとられ、案の定予定は狂い、しかしめげずにヨガに行った。ここ、進歩である。
 以前なら(いや、今でもありえるけど)、「遅れを取り戻すのだ、ヨガはあきらめよう」 →「なんだ結局そんな進まなかった」→「やっぱり行けばよかった」→「だからいつも私って」と進んでいたと思われ。そしてここから恐怖のうじうじパターンが始まっていたはずである。

 だから行ったのはえらかった。けども、遅刻した。
 信号ちょっとだけズルした(歩行者用は赤だったが車両用は青だった。自転ということにした)にもかかわらず遅刻。本当にすみません(おまわりさんにもすみません)。
 顰蹙。一般のクラブならばその場でアウトである。ここの人たちはみんな優しい(からといって甘えてはなりません。重ねてすみません)。

 そうっと、できるだけ静かに着替える(そうなのです、市営の体育館を借りてるので、着替えも何もすべて同じ部屋でやるのである。ちなみに今日借りた場所は「会議室」)。そうっと空きを探す。今日はわりと集まりがいい。

・・・あれっ。

 来てよかった、やっぱり。

 とても久しぶりの顔が。
 そして気になっていた人でもあった。
 自分がしばらく出てなかったので、その間にいらしてたんでは、とも思ったが、みんなに聞くとそうではないらしかった。最後に会ったのはたぶん去年11月。もしかしたらもっと前。

 白髪の美しい上品な方で、年を経てもこうなれたらいいなと思わせる人である(わが母思いかべれば、その娘には無理だと言う気がするが)。ドイツにいる娘さんが病気になってしまったのだ。 最初はそれを知らず、いいですねードイツにひと月も~とか言ってしまったのだが、「いいことで行くんじゃないのよぉ」とうっすら笑っておっしゃったのであった。 あちらでいい先生に会えたので、こっちに戻って病院を探すよりは、と、いうことになったのだそうだ。

 気になったのは、何より、その病気というのが私の友達と同じだったからだ。おとといお墓参りに行ってきたばかりの。。。 どうもやはり、友達のことがあってから、この女性特有の癌というのには過敏になってしまうところがある。他人が気をもんだところでどうにもならないだろうけども、気というのは勝手に出てくるもんなのだ(あ、ヨガを極めればコントロールできるのかな?)。

 最後に会ったとき、こっちの考えすぎかもしれないが疲れているようにも見えた。去年の年末に帰ったはずなのにずっと出てきていないし(はい、私も出てませんでしたが)…
ドイツにはラニもいますよ、と思わず言ってしまいそうであった。(実際、何かあったら力になってくれそうな気も・・・) 

 終わったあとで声をかけてみた。「あら~」と、いつもの上品な口調。そして、なんと、
―お嬢さんは元気になったのだ!
 仕事にも復帰したのだという。すごい。さすがドイツ(?)。よかったです~

 やっぱり今年も春から縁起がいいわと。

 よかったついでに、このクラス継続できそうなのだ。人数が再び増えてきたのである。これもaya先生の人徳。
 Toshi先生のクラスもそうだけど、先生はもちろんとして、ここでみんなに会うのも楽しみになってきている(なら毎週ちゃんと出ろよって言われそうだが)。

 幸せだなー。よかったなー。

 帰りにパン屋さんに寄る。ヨガのおかげで偶然見つけたパン屋さんで、大いに気に入り、ここで買って帰るのも小さな幸せ、となっていたのだが、実を言うとここ味が落ちた。
大きな声では言えないが味落ちた。あの母でさえ気づくほど(身内とはいえそこまで貶めちゃまずいか。これも愛情あればよ。)、味が変わったのだ。不思議なのだが、味が落ちるとなぜ形も崩れるのだろうか。ほんとにそうなのである。最初はもっと焼き上がりがきれいだったのだ。パン焼き名人Kinakoさん(また初登場。最近いい気になってどんどん登場させてしまってます。しかし彼女もほんとはもっと早く出るはずだった)のパンは、形もきれいで味もいいぞ。

 しかしそのKinakoさんが”そのときの体調とかでも違いが出てしまうものだし・・・”、と、とても優しいことを言うので、なるほどそうかと長い目で見てあげることにしたのだ。それで今日も寄りました。
 フォカッチャサンドと迷ったが、コロッケパンは母の好物だからこっちにした。そしてつい買ってしまう胡桃あんぱん。クリームパンは迷ってやめた(これが一番はっきりと味が変わったのである)。チョココロネも迷ってやめた(これも母すら指摘した、第二の落差パン。関係ないが母は銀座キムラヤのチョココロネが好きである)。かわりにミルククリームパンにした。”Wチーズ”は迷ったが買った(これは比較的罪が軽い変身)。 あとまだ買ったがしつこいのでやめておく。

 この帰り道にもう一軒よく寄る店がある。ほんとはどこにも寄らず一直線に帰って仕事するべきなのだが、寄りやすいという口実で(寄りやすいのは事実だが)。八百屋さんである。
 ここのバナナが母は気に入っている(何だか母のために買い物ばかりしてる親孝行モノみたいだが、もちろんそれは話が別だ)。。。一時期バナナ・ダイエットがブームになったときには、納豆ブームのとき同様怒っていた。この人は地道に食べ続けているのである。

 ここの八百屋さんは正直言ってそんなに品ぞろいが素晴らしいというわけでもない。だが気楽にちょこちょこ買える。町の八百屋さんを大事にしましょう。ここですべてが揃うわけではないが、買い忘れたときに一つでも買える。

 店番はいつもおじさん一人。ちょっと見は怖そうな感じがしないでもないが、レジにお花がちょこっと飾ってあったりする。夏の暑い時期には奥で寝入っていたりする。数メートルまで近づいても目を覚まさないので困ったときもあった。

 今は寒いので眠れない。街角の八百屋さんは開けっぴろげだから寒くて気の毒だけど、ちょっと前に別の八百屋さんに寄ったら、かえって風邪を引かないのだと言っていた。
「風邪は人ごみで引くんだよ」。

 とりあえずバナナ確保。苺もたくさん入ってて新しそうなので買った。ほうれん草が80円。安! そう悪くなさそう。近場のだし。で、それもカゴに入れてレジへ進もうとしたら、途中に100円のほうれん草があった。む。やっぱそうよね。80円は安すぎるよね、新しくないかもね、100円だって相当な安値だもんね。

 で、取り替えてレジ。
 するとおじさん、私の動きを見ていたのか、80円で売ったのである。あら。
 一瞬この20円の儲けにふらついたが、やはり正直に申告したのであった。100円の方にしたんだよー。

 ところがおじさんは言ったのだ。
「いいよ20円ぽっち。レジ売っちゃったから」

 見よ。スーパーじゃありえないだろー。

 これが人情というもんですね。

 それだけのこと言いたくて引っ張ったのかよと言われそうですが、実はそうです。

 今思い出したが、このおじさんは私が自転車でひっくり返った―正確には自転車をひっくり返した・・・ 野菜詰め込みすぎて重心が狂ったのだ - ときにも助けてくれた。それはまあおじさんとこの野菜ではありましたが、でも優しいのである。
 関係ないがおじさんはコワモテでも袋詰めがうまい。

 と言うわけで、いろいろと何とはなしに微笑み浮かべて帰ったことでありました。
母はコロッケパンとバナナとさつま芋(そう、それもおじさんとこの)に喜んだ。めでたしめでたし。

 めでたくなかったのは仕事面だけである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






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Last updated  2009.02.25 19:47:29
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