早いなあ。もう一週間たったのだ。
そして今日もヨガに行った。雨なのに。なんて偉いんでしょうワタシ。進歩である。
格段の進歩である(これがいつまで続くかという不安も格段に募りつつある)。
先週遅刻したので今週はびしっと、のはずがギリギリ(正確には過ぎてたんではないかと思われるが、とりあえず始まっていなかった)。 来ただけで疲れた。遠い。雨なので当然歩いてきましたが、いや車って楽なのね(車というのは私の場合自転車だが)。老化は足から。うーむ。
aya先生も「ヨガの考え」についてお話してくれた。うーむToshi先生とつながっているぞ。
こういう思想的なことを、モデルみたいなaya先生や、サーファーToshi先生が語ってくれるのがいいですな。 ひと昔前には、こういう話が出るとちょっとやばそうな匂いがしたりとか、 あるいは、その手の(あの手の?)「スピリチュアル」系か、でなきゃ「シェイプアップ」系、ときっちり分かれるような感じもあった(気がする)。 でも本当は、何だって、どちらかに偏るものではないはずだよね。
いつものようにほんわかとした気分で店じまい。
帰りがけに聞いた話だが、もともとこのクラスがあったクラブ、ついに正式に、全面的に、閉鎖となったらしい。結局ヨガ等のレッスン廃止は兆候だったわけだ。
メインスタッフ兼インストラクターとしてかなりの業務を任されていた人が、「末期」には相当辛そうな状態だったという。かわいくて明るい人だったのだが。
まだクラブに活気があった(ように見えた)頃、来るはずのインストラクターが来なかったことがある。なんか先生遅いなあーとみんなが感じはじめたあたりで彼女が入ってきて、「すみません、実は…」と。 代行の先生が勘違いして来なかったらしい。
一同、「ずるっ」、という程度だったのだが、ひとり厳しく受け止めた奥さまがいた。そしてその方が彼女に向かって言ったのである。
「どうしてくれんのよ!」
表現そのものが結構すごい。
「どうしてくれんのよ」と言われましても… そんな重大な話だったのか。
その場にいたみんなもびっくり(したと思う)。
だがすぐに奥さまもきつすぎたと思ったのだろう、口調を緩めて「ねえ、みんな待ってたんだし」とその場収拾体勢になった。よかった。
けれども、あのひと言はかなりぐさりと刺さったはずである。
そういうことがあってからどのくらいか、いつしか彼女は、いわばあどけないお嬢様から、ぴしっとした頼れるマネージャー的女性になった、ような気がする。
強くならざるを得なかったんだろうな… と、我が身にも当てはめつつ思ったりする。
誰しも社会に出ると、いつかどこかで叩かれてたくましくなるのでしょうか。
そうやってみんな成長していくんだよ、ってことなのかもしれない。涙と共に成長していくのだよ、と。うん、成長なのだろうけど、なんとなく憂いを含む成長だったりする(ここでまた自分に当てはめてみたりする)。
そういう「経験」って、本当にすべて必要なものなのかなあ、ともどこかで思う。
知らないままでいいことだって、あるような気もする。それはもちろん、すべては糧になるのでしょうけれども…(清原みたいに・・・『男道』、読んじゃった。これも図書館で貸していただきました)。
ともかくも、今彼女が重荷や苦痛から解放されて、心身ともに癒されていることを祈る。
そしてともかくも一同解散後、今度は税務署に回る。
確定申告。今年は早い。こんな早く出したの初めてじゃないかってくらい早い。というか、今出さないと締切ごろには自分の締切で首回らない。。。いや、誤用でした。首は今だって回らない。いつだって回りゃしない。 まだ早い時期だから空いている。受付の人も優しい。お役所の人たちは毎年優しくなっていく。不正とか暴露されてからどんどん優しくなっていく気がする。
去年は期日前日に飛び込み、職員の方に聞きながら、ほとんど計算もお願いの状態で提出した。
あれも去年だったか、職員さんに「で、これが収入金額(所得金額だったかもしれない)でいいんですね?」と念を押された。気も焦っているので、必要以上に元気よく、「はい。はい、そうです!」とお答えした。
あとでふと思いあたったんだが、あれは職員さんが、あまりに金額が少ないので不思議に思ったにちがいない。「不審」ではなく、「不思議」である。なんでこんな収入でやっていけるんですか、と。余計なお世話でございます(実際に言われたわけじゃないけど)。 日本全国不況大合唱の今年は、不思議にも思ってくれないかもしれない。 それでなんで優雅にヨガなんかやってるんですか、と追及されると困るのだが、だがしかし、これだってやろうと思えば請求できるらしいのである。福利厚生みたいなもん。実際ヨガのおかげで整体・指圧・マッサージに行くことがほとんどなくなったのだから。 だが小心者、小作農的気質のため、それが出来ない。残念である。
ともあれ、義務は果たした。解放感でいきなり久しぶりの美容院まで行った。雨なのに。仕事やばいのに。
しかもパーマまでかけた。時間食うのに。
どうも春が近づいてくるとパーマをかけたがる傾向がある。啓蟄近づいて浮かれるんだろうか。変化の季節。そして絶対、もう二度とかけない、と思うのである。それがわかっていて、やってしまう。そこが悲しい人間のサガというやつです。
近くの席でアカデミー賞の話題になっていた。当然のように『おくりびと』から始まり、ショーン・ペンの名前がなかなか出ず(ブラッド・ピットに獲ってほしかったらしい)、今度は「早く死んじゃった俳優」の話になったのでヒース・レジャーかと思ったら、「『スタンド・バイ・ミー』にも出てた」人で、「もっくん」に似てる、というのであった。『スタンド・バイ・ミー』に出てて早世したといったらリバー・フェニックスだが、本木雅弘に似てますか? 私もよく「xxと●●が似てる」と言って、「ぜんぜん似てない!」と全否定を食らうことがありますが。何事も見方は人それぞれである。
やるべきことがピタピタと時間のロスなしで済んだ気がして、ちょっと満足で帰路に着く。
が、そこではっと気がついた。
今日のヨガのお金、払ってない!!
ぎりぎりで飛び込み、終わったあともあんな話になったので、きれいに頭から飛んでいた。
ここに書いておけばたぶん忘れないだろう。誰か思い出させてください。
そしてもうひとつ、やるべきことをやってない。仕事である。これは思い出させてもらわんでも覚えてはいる。いるが・・・ いや今日すっきりしたことだし、これで集中ということで。