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あたふたあなくろクロニクル

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2011.01.03
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カテゴリ:一応正当日記風

「すんごい疲れた顔してる…だいじょうぶ?」

「どうも~」と入ってきた姉は、私の顔を見るなりそう言った。

あれ、もう元気になってるはずなのに・・・ (そのあと母が、「前はもっとひどかった」と言いました。"ひどかった"って、凄い表現だな。そのひどい顔で、私は年末ひとと会っていたのか。)

 3日、恒例の姉一家到来。今年は珍しく外へ食べに行こうということで、
肉食動物(とくに甥ふたり)のため鉄板焼。しかも彼らのいつのの"焼肉"ではなく、料亭の鉄板焼コースである。

肉食べられるんなら墓参りも行くんじゃない、という姉の言葉に従い、
お墓参りから鉄板焼ランチのコースとなった。運転はお父さん。気の毒である。

これに駅伝すれ違いコースを加え、姉一家は箱根駅伝復路を迎える形で南下してきた。
途中でメールが送られてくる。選手が走ってる写真。もろ真横から撮ってるぞ。
なんと、甥っ子の同級生(!)という。素晴らしい。

前にも書いたような気がするが、文化系のまま学生生活を終え、そのまま文化系で過ごしてきた人間としては、
その試合、その一瞬にかけるアスリートというのは非常に眩しい、きらめく存在であります。美しいなあ。

実際、走る姿そのものも美しい。優れた力を発揮するものは、そのフォルム自体が美しい。
前に駅伝選手を目の前で見たが、ほんっとに速いのである。あっという間に行ってしまうのです。
あのスピードで何キロだか走ってしまうって恐ろしい。信じられない。

人間、鍛えればそんなこともできてしまうんだね。

で、そういう風のような選手たちと逆行してやってきた彼ら、
なんだか全員そろって胃腸がいま一つなんだという。
しかも、甥っ子兄が「胃炎」で、胃カメラ飲んだという。

元気と大食いの代名詞みたいな彼が、だ。

ああ見えて、ひそかにストレスを抱えていたのでは…

と心配になったら、

原因は「暴飲暴食」だそうだ。
「あとストレス、って言われたけど、俺ストレスないから」

はあ。

姉によれば、自由に遊べるのも終わりだってんで(今年大学卒業なのだ)、
めちゃくちゃ出歩いちゃ遊びまくっているんだそうな。

近頃は弟のほうもピザ屋で夜中のバイト(時給1200円だそうだ。いいな・・・)始めたので、
全員そろって時間がめちゃくちゃである。
母親だって大晦日にジャニーズのカウントダウンだからね… うーんその行動力、
一体どこから湧くんだ。

胃炎の甥はご飯を3回お代わり(たしかに茶碗は小ぶりではあったが)、しかもわんこそば並みの速さで食い終わり(本人によれば「すげえゆっくり食った」そうだが)、柄にもなく恥ずかしいとか言って、あとは私の茶碗からとったりして腹をごまかしていた。

これならまあ、とりあえず心配はないだろう・・・

ちゃんと肉の種類も選べて、もちろん焼き加減も聞いてくれて、目の前でじゅーじゅーと。
ひとグループにひとり、焼き係シェフがついてくれるのである。何とも結構なことでございます。

しかも3が日は初春特別メニュー。つまりは選択肢が限られているのである。
母も随分と清水から飛び降りたもんである。

しかしそのコースを食べに来ている人々がこれだけいる、と。
満席。見まわすと、やはりおじいさまがパトロン、という団体がほとんどのようだった。
カップルひと組。

デザートとお飲み物は場所を換え、ティーラウンジでおくつろぎ、なのだが
(せっかちな母は「もうこれで終わりなんじゃないの、飲み物ついてないんじゃないの」とうるさい。これだから貧乏人は困る)、
なんか、気のせいか、みなさま裕福なおうちの方みたいに見える。僻みでしょうかね。

「うちだけおじいさんがいないね」と母。
なるほど、ほんとだ。
「お年玉配ってる」と姉。
なるほど、おじいさんはお食事代のうえお年玉まで・・・

でもおじいさまたちはとても幸せそうであった。

父も嬉しそうだったもんなあ、男の孫が生まれて。

「"男の仲間が出来た"って言ってたよね」と甥っ子兄がいう。
へえ、覚えてるんだ・・・ 

父、喜んでるだろうな。

結局、姉一家はうちにはほぼトイレ休憩程度にしか寄らなかったのだが、
せっかくだからと

友人Aがくれた超高級スパークリングぶどうジュースと、

友人Bがくれた輸入物高級チョコレートと、

友人Cがくれたマルセイバタークッキーチーズ(?で、いいんだっけ? とにかく、ちょっと北海道名物マルセイクッキーの珍種か新種。義兄は出張でよく北海道に行くのだが、初めて見たと言っていた)を出した。

この寒い家でジュース?とか言っていた姉と甥も、

「え、それ、ワインじゃないの?」「え、ジュースなのにその入れもの?」と興味を示し
(見た目、完全にワインボトルなのだ。そのうえコルク栓である)

飲んだら
「え、うめえ、これ」となった。たとえ寒くても冷えてても、これなら飲むというわけで。

そしてチョコレートも、
こちらについては甥っ子弟が甘党(”下の(子の)ときは食べさせるものに気を使わなくなったから"なんでも食べるようになったのだそうである。気を配られた兄のほうは甘いものが苦手になった)、彼が
すぐ2個目に手を出した(「こいつが食べるってことはおいしいんだよ」とその母)。

そしてマルセイも、「え、これチーズつけて食べるの? おしゃれー。あ、おいしい」と、
とくにこれは親のほうに受けていた。

すべていただきものである。持つべきものは友である。

なんだか私、どんどんサドゥーへの道を進んで行きそうな・・・
(サドゥーというのは、インドのリシケーシュとかハリドワールとかでぞろぞろとお見かけするような、
まあ世捨て人というかー―このあいだ週刊誌では"行者"という注釈になっていた――俗世を捨てて、人からのお布施というか施しで生きて行くお人たちのことです。偽サドゥーも今はいっぱいいるとのこと。
ここでは狭義にて、要するにその手のこと、人から恵まれて生きていく私、という冗談・・

と、わざわざ解説したらつまらんだろうという注を入れてみたのは、友達からの年賀状に、「ブログ覗くのだが、よくわからない世界が・・・展開されている、ような・・」とあったので・・・あまりそっち方面に流れていかないように、と。)

私は(とりあえず)食べるものには困らない、という手相占い、やはり真実かもしれない。

そして風のように去っていった姉一家であった。
帰りも運転はお父さんで、パパ以外全員"熟睡"していたそうである。
気の毒なパパである。
胃炎の甥は熟睡のおかげで治ったのか、すぐまた仲間と飲みに出かけたらしい。

(とりあえず)みんな元気で何よりである。三が日から孫に会えた我が父も喜んでおったろう。



 

 

 

 

 

 

 






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Last updated  2011.01.06 07:54:45
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