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あたふたあなくろクロニクル

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2012.07.05
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カテゴリ:一応正当日記風

「いますごく面白い本を読んでいる」と、友達が教えてくれたその本:

The Antidote: Happiness for People Who Can't Stand Positive Thinking

タイトルに引いたのは、その中に出てくるフレーズです。

――うっ。引用してるそばから、その例を作ってしまった。
書きながらradikoを聞こうとクリックしたらこのページが消えたのだ。(…またやった。)
いまから例証しようというのに、ここでまた例を増やさなくてもいいのである。増やしたくもないのである本人は。(数行の消失だからまだよかったが、すっかり書き終えたあとだったら泣き面に蜂だ)――

そうなのです。斯様に、どこにでも転がってるのです失敗は。

この本が呼び水になったわけでもあるまいが(そしてこの本は別に「失敗するのが当たり前」ということを証明するための本じゃないらしいんだが)、見事に例示明示してしまったのでした。
私にとっては同時に「マーフィーの法則」にもあたる… なぜか絶対こうなるのよ、って、な。

昨日は友達の家に行ったのだが、 約束の時間より1時間近く早く最寄り駅に到着してしまった。

それを踏まえたのである。

で、踏まえた故に、肝腎な時には遅刻する、というのが、私のマーフィーの法則です。

木曜のヨガのクラス。これも往々にして、早く行き過ぎて時間をつぶせず、
ぢっと前のクラスを見つめていたりする、ということが。
こちらは別にいいのだが(そして実際のところ、あちらのみんなもどーでもいいと思ってるだろうが)
邪魔かな、と、つい、思う。
そもそも、慌てて家を出る必要はない。

それも踏まえたのである。

だから今日は1本あとの快速急行に乗ろう (変換の第一候補、「呪う」 だった。正しい)
と、少しゆっくり出たのだ。

踏まえたが、ゆえに。

マーフィー。

快速急行に乗り換えるために乗る、その各駅停車が、
どくろ遅れた。

マーフィーは呪い、電車はノロい。

それでも、時間を測れば、まだ間に合う計算となる。
実際、ホームでまだ快速急行は待っていた。

やった。

こちらのドアが開く。
さあ!……

――あちらのドアが閉じる。
(…見えてましたね、オチがね)。

思わず駅の時計を振り返る。
これは、この長針は、1の一歩手前、つまり「4分」を意味するところを、
正しく、指して、いるのでしょうか。

――と、考えても仕方ないことを考察してみたりする。

指しているにしても、ちょっとくらい待っててくれたって、いいじゃん! 

JRでもよく遭遇するパターンですね。
上り横須賀線が大船駅に滑り込んでいくと、
あちら側のホームに、東海道線下りが入ってくるのが見える。

大船で乗り換える人は結構多いんです。

……行くぞ。

という、暗黙の意志が、こちら車内に流れたりする。
(「気」が通じるもんなら、東海道線車輛に、というより、車掌に、届いてほしい。)
それとなーく、じわじわ、扉のほうへと人が集っていったりする。

横須賀線の扉が開く。

各馬一斉にスタート。がーっと階段を駆け上る。
いや、「がーっ、」といかない人も、いますが。
こういうとき若者と疲れたサラリーマンとの差が、脚の上げ方にてきめんに出ますね。
最初から戦線離脱のおば(あ)さんもいます。あなたは正しい。無駄な戦いはやめるが勝ち。

ホーム一つ分通り過ぎて(隣のホームならまだ救われるのだが)、
今度は駆け下りる。非情のベルが鳴っている…

そして、はい。お決まりの。非情のライセンス。
目の前でドアが閉まる。

一方、幸運にして飛び乗りに成功した人は、冷静/冷淡なアナウンスを聞くことになる。
「お客様にお願いいたします。発車間際の駆け込み乗車は、たいへん危険です。無理なご乗車をなさらず、次の電車をお待ちください…」

危険を冒す暇もなかった小田急線快速急行でありました。やれやれ話が戻った。

で、次のマーフィーの法則。

仕方なく急行に乗り、その次は千代田線に乗り換えるのでございますが、
これがまた来ない訳だよ。ねっ。既に待っててくれる時もあるのにね。

まだ、今なら、今来てくれたら、間に合う… 

緊張の、「瞬間」ではなく、「時間」。当人にすれば長時間。

…来ないですね。駄目だ。もうクラス始まった。
もう間に合わない…が、まだ許容範囲内かもしれない。

遅れて入る場面のシミュレーションが、勝手に脳内で。

……

やっぱり、よくないな。なんか、ちょっと、やりにくいな。いけないことよね遅刻はね。

どーする?  

駅降りてダッシュする気合が、次第に、消えていく。

でもせっかく来たのに。電車賃と時間と、貴重なモノふたつ、かけてきたのに?

ここであきらめていいのか。

――という声も、聞こえます。

…でもまだ電車来ないし。

…いいか、もう。今日はなかったことにして。

そうだ、東京出てきたときお時間あったらランチしましょうって、いつも言ってくれてる子が。
ちょうどお昼時になるし。

それとも、そうだ、こういうときこそ上野に行くか。
上野動物園。

ほんとです。真剣にちょっと考えたのだ。上野動物園に用があるんだよ私。
動物園でパンダグッズを買うのだ。ほんとです。
行っとけばよかった… 記念すべきパンダ2世誕生日に、現地に行ってたことになったのに。

だからまあ、結論を言えば、そこにも行かなかった。

「も」 と、既に書いてしまいましたが。

またしても予想以上に伸びつつあるから、いきなり結論に行くと、

そう、あきらめたんです。

あきらめがいいのは母譲りである。

書き出すと長いのは突然変異である。

結局私が何をしたかと言えば、

…自棄買い。

で、また、ちょっと失敗する訳ですが、
なんだかどんどん話が伸びていくので(当初は、失敗談は軽く流して、
紹介本の話もちょいと、と思っていた、のだが… 計画性がないのが常々の失敗の、そもそもの原因かもしれぬ)
ここでいったんお休みします。

とにかく、人間は失敗のほうが多いのである。――と、そのAntidote本(もしかしたら、既に邦訳も出てるのかな)も言っている(らしい)。

ただし、「失敗は成功のもと」とは、言ってないようです。。






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Last updated  2012.07.09 17:44:23
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