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カテゴリ:一応正当日記風
「いますごく面白い本を読んでいる」と、友達が教えてくれたその本: The Antidote: Happiness for People Who Can't Stand Positive Thinking タイトルに引いたのは、その中に出てくるフレーズです。 そうなのです。斯様に、どこにでも転がってるのです失敗は。 この本が呼び水になったわけでもあるまいが(そしてこの本は別に「失敗するのが当たり前」ということを証明するための本じゃないらしいんだが)、見事に例示明示してしまったのでした。 昨日は友達の家に行ったのだが、 約束の時間より1時間近く早く最寄り駅に到着してしまった。 それを踏まえたのである。 で、踏まえた故に、肝腎な時には遅刻する、というのが、私のマーフィーの法則です。 木曜のヨガのクラス。これも往々にして、早く行き過ぎて時間をつぶせず、 それも踏まえたのである。 だから今日は1本あとの快速急行に乗ろう (変換の第一候補、「呪う」 だった。正しい) 踏まえたが、ゆえに。 マーフィー。 快速急行に乗り換えるために乗る、その各駅停車が、 マーフィーは呪い、電車はノロい。 それでも、時間を測れば、まだ間に合う計算となる。 こちらのドアが開く。 思わず駅の時計を振り返る。 ――と、考えても仕方ないことを考察してみたりする。 指しているにしても、ちょっとくらい待っててくれたって、いいじゃん! JRでもよく遭遇するパターンですね。 大船で乗り換える人は結構多いんです。 ……行くぞ。 という、暗黙の意志が、こちら車内に流れたりする。 横須賀線の扉が開く。 各馬一斉にスタート。がーっと階段を駆け上る。 ホーム一つ分通り過ぎて(隣のホームならまだ救われるのだが)、 そして、はい。お決まりの。非情のライセンス。 一方、幸運にして飛び乗りに成功した人は、冷静/冷淡なアナウンスを聞くことになる。 危険を冒す暇もなかった小田急線快速急行でありました。やれやれ話が戻った。 で、次のマーフィーの法則。 まだ、今なら、今来てくれたら、間に合う… 緊張の、「瞬間」ではなく、「時間」。当人にすれば長時間。 …来ないですね。駄目だ。もうクラス始まった。 遅れて入る場面のシミュレーションが、勝手に脳内で。 …… やっぱり、よくないな。なんか、ちょっと、やりにくいな。いけないことよね遅刻はね。 どーする? 駅降りてダッシュする気合が、次第に、消えていく。 でもせっかく来たのに。電車賃と時間と、貴重なモノふたつ、かけてきたのに? ここであきらめていいのか。 ――という声も、聞こえます。 …でもまだ電車来ないし。 …いいか、もう。今日はなかったことにして。 そうだ、東京出てきたときお時間あったらランチしましょうって、いつも言ってくれてる子が。 それとも、そうだ、こういうときこそ上野に行くか。 ほんとです。真剣にちょっと考えたのだ。上野動物園に用があるんだよ私。 だからまあ、結論を言えば、そこにも行かなかった。 「も」 と、既に書いてしまいましたが。 またしても予想以上に伸びつつあるから、いきなり結論に行くと、 そう、あきらめたんです。 あきらめがいいのは母譲りである。 書き出すと長いのは突然変異である。 結局私が何をしたかと言えば、 で、また、ちょっと失敗する訳ですが、 とにかく、人間は失敗のほうが多いのである。――と、そのAntidote本(もしかしたら、既に邦訳も出てるのかな)も言っている(らしい)。 ただし、「失敗は成功のもと」とは、言ってないようです。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.09 17:44:23
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