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テーマ:家を建てたい!(9820)
カテゴリ:仕事(住宅の設計)
昨年の11月に当ブログで紹介した案件です。
土地を購入する前から設計相談を受けていました。 「気に入った土地があるから見て欲しい」と。 遊歩道と公園に囲まれ、一見して住むにはとても良い環境に思えます。 遊歩道の夜景もとてもきれいなのだそう。 でもちょっと待って。そのあたりの地形は緩やかな斜面になっていて 隣接する遊歩道は、元は川だったのでは???と思わせます。 遊歩道の先は調整池がありますし・・。で、土地購入前に地盤調査をオススメしました。 結果は予想通り・・・あまり地盤の良くない場所と判明。 もしここに家を建てるのであれば、地盤改良が必要になり、コストのかかることをご説明。 建て主さんは、十分納得した上で、土地購入を決められました。 地盤改良が必要な軟弱地盤だということで不動産屋さんと交渉し、 100万円ほど値引きしてもらったとか。これを、改良工事代金に当てられます。 我々設計者は、土地取引には素人ですが、地盤の良し悪しの判断は通常業務の範囲。 事前にご相談いただいたことで、適切なアドバイスができたことを嬉しく思います。 その後、設計をさせていただき、いよいよ地盤改良工事が始まりました。 今回は、鋼管杭を打ち込む、という改良工事です↓ この杭打ちによる地盤補強は非常に古くからある工法です。 昔は、鋼管(鉄)杭がなかったので、松の木杭だったのですが。 海抜0メートルと言われる、オランダのアムステルダムやイタリアのベニス・・ 非常に地盤の悪いところなので、松の木杭で建物の基礎を補強。 よって・・・『地下に森林がある』と言われているそうです。面白いですね。 ☆☆☆~☆ アトリエ3C+U建築設計事務所 代表 岡部千里 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.05 10:06:29
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