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テーマ:家を建てたい!(9820)
カテゴリ:仕事(住宅の設計)
木造の家を建てる時・・事前のシロアリ対策をどうするか。
設計者としては頭の痛いところではあります。 以前はかなり効果の高い薬が一般的に使われていましたが、 シロアリに効果が高いということは、人間にも有害である危険性が高いということで・・。 また、防虫防蟻剤の効果はせいぜい5年というデータもあり・・ 新築時に塗っておしまい、ではたいした意味もないか・・という気もしますし。 建築基準法では、防虫効果の高いヒノキやヒバを使えば、 薬剤を塗らなくても良し、という規定もあります。 特に今回の新築現場のように、屋根で温めた空気を床下に送って床暖房をする という『そよ風』というシステムを採用している家では、床下の安全性が非常に重要です。 『そよ風』を採用する場合には、常に床下は乾燥状態なので、シロアリは生きられない、 ということで、木部には薬をまかず、土の中に元々いるかもしれない卵を撃退するために 木酢酢を撒いたりとか・・パームやしから取れた天然油を撒いたりとか・・ で、今回は、こんな処理をしました↓ 『ヘルスコキュアー』という木炭からつくった溶剤です。 溶剤自身に殺蟻効果があるわけではなく、シロアリが嫌いな物質なので、 シロアリを近づけない、という考え方のようです。 こういった天然系の防虫剤は、本当にイロイロあるので・・どう選択したものか・・ こんなところでも、設計者の悩みはつきません ☆☆☆~☆ アトリエ3C+U建築設計事務所 代表 岡部千里 本日メールマガジン第50号配信日 『家づくりのイロハ』の『ネ』根伐り お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.10 10:54:29
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