テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:思い出のNZ
バイト探しの巻
せっかく外国に行ったんだから のんびり楽しめばいいのに レールに乗らないと安心しない私はガイドブック然りに バイトを探しました。 小さい頃から人一倍、レールに乗って進む私だったので NZに行くと言うことは、私的にレールからはずれる つもりだったのですが、日本から何千キロも離れた外国でも 同じことをしていました。 人間って場所が変わっても自分は変わらないのですね。 これは、向こうで気づきました。(気づくの遅いかしら) さて、バイトは日本人向けの新聞や雑誌で色々探しましたが 案外あっさり決まったのです。 それはよく行く日本人向けのカフェでした。 お客として通っていたのですが、あるとき スタッフに仕事を探しているということを伝えたら 「今募集しているから、ここで働かない?」 と決定したのです。 しかし、これまた日本人向けということで お客はほぼ日本人。 この時点でのNZ生活は住んでいるところも日本人、 働く場所も日本人。 と100%日本の環境で暮らしていました。 「これなら日本でも良くない?」 と思った私でした。 日本人と過ごすことはしない!と決めていたのに 完全にそれにハマッタ私。 でもねいい訳じゃないけれど やっぱり向こうに企業に入るにはある程度の英語が出来ないと いけないし、その自信はなかった。 「安全」とか考えてしまって、清水の舞台からは飛び降りれなかった のです。 それはさておき、ここのバイト先で海外生活で 初めての危機を迎えます。 それは、開業準備をしているとき、外人が3人入ってきて 一人が私に色々なことを尋ねました。 英語もわからなかった私はその人に集中してしまい あとの二人を全く見ていなかったのです。 2~3分後彼らは笑顔で帰っていきました。 そして3時間後、お昼休憩をしようと財布を探しているとき 財布が無くなっていることに気づいたのです。 最初はどこかで落としたのではないかと パニックになりながら記憶をたどりました。 しかし何度記憶をたどっても、ここまで持ってきていたのです。 そうすると、考えたくないけれど「あの人達しかいない」とたどり着きました。 日本人って本当に人を疑わないというか 平和ボケしているのでしょうね。 NZは安全な国だって思いこんでいたのだと思います。 それ以降は本当にショック&パニックがやってきました。 だって、海外で一文無しですよ。 帰りのバス代もないんですよ。 現金はバイト代をおろしてすぐだったので $500は入っていたと思います。 ホントバカ。 しかも日本でしか使わないカード(日本の免許証も)や 思い出の品まで全部入れていた私は 本当にドン底でした。 次に思い立ったのは、カードが使われていないか ということ。日本の母に泣きながら電話をし すぐさま全てのカードを止めてくれと頼みました。 そう、カード番号もメモっていなかったのです。 幸いのことにカードは全く手を付けていなかったようで。 (クレジットカードは写真付きだったのが良かったみたい) 友達が、現金だけ盗んで近くのゴミ箱に捨てることも 多いみたい。と言っていたので 泣きながらシティのゴミ箱をホームレスさながら 探すのでした。 それでも出てこないのでフラフラしながら 私が大金を払って契約したエージェント(1年サポート) に電話すると「それでしたら~まず警察に行って調書を とってきてください。それが終わったら保険会社に電話 してください」と他人事で(しかも、そんな当たり前の 事)言われました。 高い金を払ったのだから、もっとなんかないわけ~? 警察行ったって、全部英語なんだよ~! とか思いながらも、エージェント代なんか払わなければ 良かったと後悔しました。 結局、警察の調書は、英語が堪能な日本人に助けてもらい (盗まれた時の状況などを全て英語で書かないといけない) バイト先に給料の前借りをし、当面の間はそれで生活できました。 まあ、こんな事がありました。 それは後々の教訓になったので ちょっと高い授業料になりましたが 終わりよければ全てよしとしましょう。 あのとき開店準備中で誰もいなかったので 男3人に暴行されなかっただけでも良かったと思いました。 ちなみに、保険は現金は返ってきません。 お財布だけ盗まれた場合、お財布分しか帰ってこないのです。 安物の財布だったので私の場合、ほんの少ししか帰ってきませんでした。。。 次回に続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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