初めて読む作家さんでした。
家康、秀頼、淀殿、大久保、本多親子、真田などなど
大阪の夏、冬の戦いが
ものすごく丁寧に、そして読みやすく、物語として楽しく読めたと思いました。
家康がなぜ、秀頼との会見を所望し、上座にすわり知らしめたのか。
信長のようになってはいけない と秀吉を見習った というのは
新鮮になるほどと思いました。
秀吉は家康を上洛させるのに人質までだした、それは、
戦争が長引いたりもいややし、反逆もいやだったから。
などなど、いろんな視点で丁寧に描かれている小説だと思いました。
面白かったと思いました。