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テーマ:デザインコラム(293)
カテゴリ:お仕事
こんにちは。
ちょっと今日はデザイナーモード全開で、トレンドについて書きたいと思います。 なぜいきなりそんな話かと言うと、 私がプレゼン月間に突入してるからに他ならない。 (日産のデザインの番組風・笑) すごく長いので、忙しい方はまた今度。(笑) ***************************** そもそもトレンドとは何か? その時代の嗜好やファッション性を表す物だけど、 どうして起きてくるか知ってますか? 世の中には「トレンドセッター」という職業(?)の人がいます。 ファッションであればスーパーブランドのデザイナーであったりもするし、 インテリアだったらトレンドコンセプトばかりを考えている人がいます。 じゃあその人達に踊らされてるの?と思うよね。 そうです。悲しいかなある程度扇動されています。 ひとつひとつは自分で選んでいるつもりでも、 大きな流れには、乗せられちゃってるのね。 でもそれは悪いことでは決してなくて、時代が求めたからこそ 生まれ出るトレンドなのです。 インテリア業界のモダンと位置付けられているものについて書くと 70年代から80年代は、「アメリカンロフトスタイル」がトレンド。 コンクリート打ちっぱなしや、マスキュリンなデザイン、 ストイックな空間が持てはやされた。 その反面、色は氾濫してその無機質な空間を埋めました。 アンディ・ウォーホルとかキース・ヘディングのイメージね。 とにかくトレンドの中心はアメリカだった。 その後世界は段々ストイックで強いイメージに疲れてきました。 こういうのを「デザインの揺り戻し」というのね。 そこで登場したのが「イタリアンスーパーモダン」。 上質でデザイン性に優れ官能的。 色はどんどん明るくなりその分照明はどんどん暗くなりムーディに。 赤が定着したのもこの時代でした。 イタリアンスーパーブランドが全盛だったこの時代、 プラダやグッチがシンボルで、小物ならアレッシィとかも流行りましたね。 じゃあ今は?と言うとね、今は「フレンチナチュラル」。 デザイン性の高いものばかりに囲まれて、ちょっと自然にかえってみよっかなー、 と思ったわけです。 ロハスとかデトックス(下毒)、エコロジーがコンセプト(概念)として定着し、 使い古し感やゆらぎ、癒しがキーワード。 ハイテクノロジーでナチュラル、プロダクトであってハンドメイド感溢れるデザインに 満ちていきます。 精神性を大切にし、時として哲学的。 自分の考えに合わないデザインは排除されます。 優しい癒し空間を目指す反面、色はストイックに研ぎ澄まされて、 ピュアホワイトやブラックが、ベーシックカラーで定着。 ロマンティックさは小物やアクセントカラーで表現。 ハンドメイドが流行ってるのもそのせいかな? ブランドのネームより作り込み感(クラフトマンシップ)を大切にします。 先月行った出張で、今や大ブレイクのこのデザイナー。 オランダ人デザイナー(フランス在住)トード・ボンチェさんです。 あー、好きだ~!と思った方はトレンドに敏感かも。(笑) ちなみに私は意思薄弱で流されやすいので大好き。 最近小鳥やバンビや蝶々、オーガニックな花柄が気になるわ~ という方は必見です。(笑) さて、プレゼンの予行演習にお付き合いいただきまして、 どうもありがとう。(長っ) (今日書いたことはちっとも話さないけど。。。) 今週は群馬、来週は広島と愛知に出張で~す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/05/17 11:46:34 PM
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