昨夜放送されたＴＶ朝日系の土曜ワイド劇場で放映されているシリーズです。主演は古谷一行と木の実ナナ。昨日の放送で２５回目、２５年間に渡って放送されているので、内容はかなりくだらないですが誰でもご存知のシリーズだと思います。
　このシリーズの見所はストーリでも混浴ギャルでもありません。主役の古谷一行が混浴シーンで見せるなんともいえないニヤケ顔が素晴らしいのです。部下の刑事役を演じる火野正平もまたいい味を出しています。温泉に入りながら犯人に関する話を難しい顔をしながら推理しているのですが、毎度タイミング良く混浴ギャルが乱入。その瞬間、なんとも幸福そうなニヤケ顔で「君たち～｣。このワンパターンが２５年も続いてきたのは素晴らしいことです。
　今回はかなり豪華なメンバーでした。退職したと言う設定になっている常田富士夫さんが偶然にも旅先で混浴ギャルを連れての復活。この人の小汚さと昔話のおじいさん口調がなんともいやらしさを感じます。片桐はいりもちょい役で登場。内容は第５作で舞台となった乳頭温泉郷でした。何度か回想シーンがあり、なんとなく嫌な予感を感じました。「最終回｣の予感です。
　主役の二人は永らく仲良くしながらもなかなか結婚に踏み切れない中年刑事カップルの設定なのですが、２５年の間に二人とも年を取りすぎてしまいました。古谷一行さん６４歳。木の実ナナさん６０歳。お二人とも見た目は若く見えますが、孫がいてもおかしくないご年齢です。かなり無理がありますなぁ。
　ドラマのエンディングではいつも通り結婚しそうでしないまま終わると言う毎度おなじみのパターン。なんとなく反響次第でまた続くのではないかと言う終わり方でした。まぁ、土ワイでは８２歳の高齢で牟田刑事官を演じる小林桂樹さんの例もありますので、混浴シリーズもまだまだ続けて欲しいですな。
　最後に、このテーマをＴＶにするか温泉にするか迷いました。