温故知新
いろはがるたに いにしえの おしえをきいても となえても わがおこないに せずばかいひなし とあったような記憶がある。 子供のころ 正月といえば 凧揚げにこままわし雨の日は すごろくかカルタとりにうちふだ お手玉みたいな遊びに 「うっちゃい」とかいうのがあった。 昔の遊びを再現したいとの思いがある。 有志を募って 来年の正月には むかし遊び大会を開催しよう。 老人クラブに入会する年齢に達するから。 今年の旧正月に開かれる ハミゴー遊びに提案してみたい。 呼びかける人がいないので 与論郷土研究会の提案として文化協会に相談してみよう。 伝承文化として価値を認めてもらえる遊びが沢山出てくると思う。 私が記憶してる遊びだけでも 20ぐらいはあるだろう。 花丸 馬のぶとぅ 目玉 国盗り にっちん ・・・。 大切にしまっている 与論村要覧 を開いている。 農業の概要を作成するときの参考になった資料だ。 もしかすると この一冊しか本町には残っていないかもしれない。 どこかにあったとしても 日の目を見ることもなかったかもしれない。 農業誌を書くときの参考資料にしたいと思ってとっていた。 昭和33年版となっているので その前のがどこかにあるだろう。 与論村勢一覧表 馬(21) 豚(4,036) 牛(1,540) 山羊(215) 種牡牛(2) 種牡豚(3) 家禽鶏卵(8,420) 村吏員 事務吏員(16) 技術吏員(11) その他(15) 米 (2250反) 麦(481) 豆類(2003) 甘藷(3980) 砂糖黍(1746) 蔬菜(1270) イグサ(160) 緑肥(300) ソテツ(480,000本) 蚕業 桑畑(184反) 養蚕戸数(1,082戸) 産業課に配置替えされて 経済の概要作成を大内先輩から教えてもらい引き継いだ。 大内先輩は獣医を兼ねた畜産指導員で、 車の免許を持ってらしてなかったので運転をさせてもらった。 畜産のことを学んだのは先輩のお陰することが多い。 焼酎が大好きで 一杯がはいると 「なが口上は時間の妨げ・・、乾杯」 陽気な先輩だった。 めんない千鳥がすきだった。 乗馬した先輩の馬の手綱をひいて 茶花小学校の校庭で 互助会の運動会をしたことが懐かしく思い出される。 どこかに 写真があるはずだが・・・、見つけ出せない。 忘れ得ない大先輩だ。