東海道線の夜行列車は、前夜に横浜の関内あたりで配偶者といっしょにワインをしっかり飲んだので、熟睡できました。
横浜で10日間ほど連続の仕事中の配偶者とは、3時間ほどの顔合わせで、つかの間の別れ。
きょう朝の9時半ごろから、夕方まで京都を素通りして奈良に直行。
その外周の田園風景を選びながら、ゆっくりとサイクリング。
JR奈良駅からまっすぐ南へ。
住宅街も途切れ、菜の花の黄色もちらほら見られる田畑の中に建つ、日本で最古の寺のひとつ、人影まばらな大安寺へ。
さらに川を渡って西に向かうと、新旧の薬師寺の五重塔が森の梢の上に覗かれます。
その広大な敷地の北隣りには、鑑真和尚が開祖といわれる唐招提寺。
そちらも、どちらも平日というのに団体バスや個人客、信徒で賑わっています。
ひっそりと水をたたえた垂仁天皇陵を左に見て、往年の大伽藍をしのばせる西大寺へ。
奈良の西方に位置するその西大寺の程近く、秋篠宮とゆかりの?秋篠寺に足を運びました。
そのお寺の本堂に、日本を代表する有名な技芸天がいらっしゃるんだそうです。
まだまだ早春だというのに、ていれの行き届いた庭園には、隅々までしっとりとみずみずしい苔が終端のように深くおおっていて、心を和ませます。
技芸天って、知ってるかな?
芸術をつかさどる守護神らしいです。
きょうのお目当てはそちらなんだけど・・・それだけだとつまらないので、歴史の道ってルートをたどって、あちこち寄り道してみました。
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