カテゴリ:想い
昨日は、スピリチュアルダンサー神ひろしさん率いるカンパニーEASTの
「王女メディア」を観てまいりました! いや~~、惹きこまれました~~! 「王女メディア」は、古代ギリシアのエウリピデス作のギリシア悲劇。 コルキスの王女メディアは夫イアソンと共に互いの故郷を捨て コリントスで暮らしていた。 けれど、コリントス王クレオンが自分の娘婿にイアソンを望み、 権力と財産に惹かれたイアソンは妻と子どもたちを捨てることにし…。 そして始まる悲劇。 よもや、ギリシア悲劇の舞台を見る日がこようとは!(笑) ご縁というのは不思議なものです。 神さんは、一昨年にとあるパーティーでお会いしたのですが、 その目が、とてもマジカルで邪気がないのですね。 「受け取る系」の方は、よくそういう目をされているのですが、 神さんもそうでした。 その後、劇団四季のご出身で、ギリシアやヨーロッパ、 カナダ、アメリカといろいろな国で舞台をされている方と知り、 今年の4月に「ハムレット」を初めて観させていただいたのですが…。 芸術的で、しかも登場する方のダンスのレベルがとても高いので 心から「うわー、すごい!」と思いました。 それは、今回の「王女メディア」も変わりません。 この舞台は、13年前から行われて、昨日で200回目だったのだそうですが、 200回の間に練り上げられた内容、 そしてすさまじいであろうトレーニングや稽古が すべてこの空間に閉じ込められている…! 「舞台」というのは、生身の人間の歴史が凝縮されている、 とても密度が濃いものだと思わされます。 そして今回、王女メディアを演じたのは、神さん。 外国で高く評価された、女形役です。 メイクはしていますが、女性っぽくはありません。 でもその、女性でも男性でもない姿が放つ、 その情念というか迫力はものすごく、 思わず魅入られてしまいました。 いや~~~、すごいですね~~~~! すごいといえば、復讐を果たし去っていくメディアから、 一転してカーテンコールになると、 メイクを落とした素の神さんは、 まるで憑き物が落ちたように自然体に!(笑) あの恐ろしい(笑)メディアは一体どこに?? というギャップも面白いです(笑)。 神さんは言います。 「誰もが、自分の舞台の主役なのです」。 エラそうな上司にこき使われているとしても、 ものすごい美人の友人の引き立て役になっているとしても、 自分が主役。 どんな舞台であっても、自分らしさを輝かせることはできるし、 自分が望めば、新たな舞台に移ることだってできるのです。 自分はどんな舞台の主役を張りたいかな? そんなことも思わされました。 「王女メディア」は、 10/17(土) 19:00( 開場18:30) 10/18(日) マチネー・14:00( 開場13:30)、17:30( 開場17:00) ザムザ阿佐ヶ谷で行われます。 ニューヨークタイムズでも激賞された舞台、 ぜひご覧になってみてください。 舞台の詳細はこちらです! それにしても、復讐に燃えるメディアは恐ろしい…。 「こんなコワい女性だから捨てられたんじゃ…」。 イヤイヤ、捨てられたから復讐の鬼になっちゃったんですね!^^; この頃舞台を見たことがある方もない方も、ぜひクリックを!^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月17日 10時51分25秒
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