中野裕弓さんの新刊、『世界でいちばん自分を愛して』を読みました^^。

中野さんは、世界銀行でバリバリ働かれたのち、
スピリチュアリティの大切さに気付かれ、
今は講演や執筆やさまざまなところで活躍されています。

何回か講演を聞いたことがありますが、
中野さんの周りにはパッと明るい光が差しているような、
温かな、素敵な雰囲気をお持ちの方ですよ^^。

中野さんは、人生のすべてを好転させる法則として、

「愛のコーヒーカップの法則」

というのがあると言います。

どういうことかというと、自分の前と、相手の前に、
それぞれコーヒーカップがあるとします。

気づくと相手のカップが空なので、
満たそうとするのですが、そればかりしていても
相手はやがて喜ばなくなるし、自分のカップも空っぽ…。

そうなると疲れてしまうし、不満も募ってしまいます。

「喜ばれようと、こんなにやっているのに」と思っても、
期待どおりにならなくて不満を感じてしまう方などは、
こういう状態だといえるでしょう。

だから中野さんは、「まず、自分のカップを満たすこと」を
してみましょう、と言います。

自分にこそ、たくさん愛情をかけてあげると…
コーヒーを満たすと…。

コーヒーはあふれてソーサーやテーブルクロスを汚すことはありません。

なんと、カップの下の弁が開いて、
相手のカップの下につながった管から、
相手のカップを満たしてくれるというのです！

つまり、「自分で自分を満たして、幸せであること」こそが、
相手をも満たし、幸せにすることにつながる。

だから、「相手にしてあげないと」と遠慮したり、
自分を後回しにする前に、
自分を思いっきり満たしてあげること。

それはワガママでなく、実は周りも愛で満たすことになる…。

と中野さんは言うのです。

私も、これに近いことを、新刊の『「喜び」と「怖れ」の法則』で
ご紹介しています。

「してあげる」というのが、
「そうしないと思いやりがない人だと思われるかも」という「怖れ」で
行動しているのだと、ものごとは結局うまくいきません。

けれど、「そうすると相手も嬉しいだろうし、何より自分が嬉しい」と、
「喜び」で行動するのだと、不満も起こらないし、
喜びを共有できるようにもなるんですよね。

「自分を愛していると愛が似あうオーラが自然と出て、
　誰からも愛されるようになる」

と中野さんは言っていますが、
まずは「自分」を愛することが、愛される自分を作り、
周りも愛で満たすことができるのです。


震災のとき、被災された方々は、
「自分より大変な人も多いのだから、ワガママなどは言っていられない」
「こんなにしてもらっているのだから、喜ばないと。感謝しないと」
と、自分を律しておられる方も多いと聞きます。

思いやりと謙虚は、素晴らしい美徳ではありますが、
自分を後回しにし過ぎると、コーヒーカップは空っぽになってしまいます。

自分を大事にすること、自分が喜ぶことをすること…。
なかなか状況が許さないかもしれませんが、
少しでも自分を労わり、可愛がり、
大切にすることができるといいと願います。

また、「自分を大切にする方法がよく分からない」という方は、
本では、実践的な方法もたくさん紹介されていますよ。

ぜひぜひ、参考にされてくださいませ！^^

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