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カラー映画の日
1951年(昭和26年)の3月21日、日本映画で初めての”総天然色”映画「カルメン故郷に帰る」が封切られた。 松竹映画で監督は木下惠介、主演は高峰秀子でキネマ旬報4位だ。 ストリッパーの主人公が、成功したと偽って故郷の北軽井沢に帰り、さまざまな騒動を巻き起こすという喜劇。 ペーソスに満ちてうまくまとまっている。 自分は3回見て、結構おもしろかった。 続編も出来て「カルメン純情す」(キネ旬4位)で、これは白黒で、自分は1回見た。 木下惠介はカラーが失敗したときのことも考え、同時に白黒でも撮影した。 高峰秀子は、この映画をきっかけに、新東宝を離れ、当時日本では珍しかったフリーになった。 当時、高峰秀子は子役出身で26歳で油が乗ってきたころで、「二十四の瞳」がこの3年後に封切られた。 「二十四の瞳」が、「七人の侍」(キネ旬3位)と同じ年(1954年)に封切りされてキネ旬1位になった。 2位は木下惠介の「女の園」で、これも見た。 どうしようもないな。 「カルメン故郷に帰る」 高峰秀子、小林トシ子、望月優子 油が乗ってきたころの高峰秀子。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年03月21日 17時41分30秒
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