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カテゴリ:読書感想
日本人の西欧文化受容に重要な役割を演じたフランシスコ・ザビエル。一五四九年に来日すると、旺盛な行動力で布教に邁進した。その間、スペインのイエズス会や友人宛に手紙を書き送る。いわく、日本人は知識に飢えている。神の存在に興味を示し説教に真剣に聞き入っている。いわく、日本はキリスト教伝道にふさわしい国だ…。書簡から、ザビエルの心情とその目に映った日本人像を読みとる好著。 日本人なら多分、誰でも知ってるフランシスコザビエル・・スペインバスク地方出身のこの男が何故日本へ来ることになったか、、中々興味深く、読むことが出来ました。 そしてザビエルに16世紀の日本がどんな風に見えたのか、布教活動を通してですがそれこそ垣間見ることができます。 日本では粗末な食事・・肉を食べない・・と、寒さに閉口したようです。 また、僧の中にはかなりハレンチなやつもいたらしい。 ザビエル自身は伝道にいそしみ、日本の女性には興味を抱かなかった、ようです・・手紙では触れていないのですが都合の悪いことは書かなかったかもしれないですね。 ザビエルの夢、、日本をキリスト教に改宗する・・は、いまだ成し遂げられていないですね。 それどころか日本はキリスト教の布教活動が成功しなかった国ですよね。 多分その当時のほうが熱心な信徒がたくさんいたのではないかな。 今、伝道活動に熱心なのはカルト。 先日78才の婦人から戦争中のことを伺ったのですが、キリスト教徒は迫害されていたそうで、うっかり会社の引き出しに忘れたロザリオのせいで憲兵にとっちめられたと語っていました・・そのロザリオ、今でも大事にされているそうです。 私たちは隠れキリシタンでしたって・・まぁこういう話を聞きますと、、我が家、といっても夫方ですが、いまだキリストに呪われているかもしれないと思いました。 夫の一家はろくな人生送ってないですから・・我が家もその一家のうちなんですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年02月16日 10時13分20秒
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