漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

　　　　リアルに書くと辛いし暮らくなるのでとりあえず道頓堀のグリコ









　　　　　　　　　２名の脱走からの脱走







山縣有朋が天皇に統帥権を与えた事が、
結果的に長州昭和軍閥をして日本国を壊滅させた例に見るように、
憲法９条を改変し天皇を元首とする安倍と石破と自民党の作為的で悪意に満ちた野望を許すな。

野宿するにあたっては常に２名が約６時間交代で見張りの為に起きている。
交代時間になると次の２名を起こして交代する。

　　　　　　　　　　　　　　Ｗ２等兵見張りにたちます
　　　　　　　　　　　　　　Ｅ２等兵見張りにたちます

　　　　　　　　　　　　　　ヨシ

　　　　　　　　　　　　　　　　　ＷとＥは何故か酒輪をあんまり飲まんかった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＷとＥのぶんまで皆で飲んだわよ


と軍曹が答えＷとＥが敬礼をする。
規律が緩んでいるようで敬礼の習慣はまだ残っているらしい。
が、


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぐっすり寝ててな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　朝まで寝てしもたんや
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あし次の歩哨当番やったのに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　起こしてくれへんかった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２人とも居らへんのや

軍曹が

　　　　　　　　　　　　　　　　今すぐ此処から撤退する
　　　　　　 　WとEは脱走して村人になぶり殺しにされた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　遺棄して離れねば
　　　　　　　　武器を持った村人が襲って来るかも知れん


村人に銃器を奪われたかも知れないからだ。

つづく




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　玉地 俊雄