饅頭恐い~~
・ 早いもので、もうⅠ月も終わろうとしてます。 ここのところ、日本中が近年に無い寒波に見舞われ、 あまり雪も降らない神奈川南部ですが、 とうとう先日、雪景色と成りました。 寒さに弱く、ほぼ冬眠状態の幸達爺ですが、何年振りか、 玄関先や手前の道路の雪かきなどを致しました。 雪の住宅街 2月は、梅と言いますが、小さな蕾はなかなか膨らみません。 そして、すぐに節分に成りますが、 節分と言えば、豆撒きと鬼の話になります。 工房の鬼達は、裸に褌一丁で、この時期は流石に寒いでしょう。 まあ、いつもながら、ご覧の様に大分ご機嫌が悪そうです。 で、かなり以前にも掲載した話ですが、 実は、鬼たちは、豆が嫌いでも、恐れてもおりません。 皆、豆撒きがある節分を待ち望んでいるのです。 ここだけの話ですが、これには深い訳が有ります。 昔々の2月の事、鬼たちの棲む山奥の村も深い雪に閉ざされ、 越冬用の備蓄食料も底をついて、困窮しておったそうな。 鬼村会議で、色々と冬の食糧工面策を相談しておりましたが、 ある利口な鬼から、素晴らしい提案があっただと。 「2月の節分になるど、人里では今年収穫した大豆を枡さ入れ、 家々の神棚に供へて、豊作を祈願する習慣があるそうだど。 そこでだ!。人間どもの落語に饅頭恐いという小話あんべが、 あの手口で人間どもさ騙し、大豆を頂いたらどうだべか」 と言うすんげー奇抜な提案だったそうな。 で、早速、節分の夜、人里さ出掛けで、 そーっど、一軒の家の窓さ開げで中さ覗ぐど、 家人が豆の枡を供へた神棚に手さ合わせているどころで、 ふと、振り向くと、窓から覗く恐ろしい鬼と目が合っただ。 「ギャァー!鬼だ!鬼だ!ー」 と慌てて神棚にあった枡の豆を鬼に向かって投げつけただ。 鬼は「ギャー!豆だ!痛え!恐え~!」とえれえ大袈裟に 叫びながら、頭さ抱えで逃げ去っただ。 その夜の丑三つ時、鬼はそっと庭の豆を拾い集めながら、 しめしめ、この手は使えるわい」と、にんまりしたそうな。 それ以来、節分が来ると鬼たちが一斉に人里に出没して、 投げ付けられた豆を夜中に拾い集めて持ち帰り、 何とか飢餓を脱して、今も生き延びているそうな。 幸達の嘘話「鬼の陰謀」より、、お後はヨロシク ところで、 冬眠状態の幸達、寒いからと言って、寝てるわけにもいきません。 畑仕事も休みで、やる事も無く、一年で今が一番動きが悪いです。 でも、家に閉じ篭って居ると、健康にも良くないし、 何かとカーちゃんと衝突しちゃったりしてしまいます。 やはり、夫婦円満の秘訣は、お互いの距離を保つ事のようです で、暇潰しに仕方無く、寒さを我慢して工房に逃避致します。 工房は、別名、男の隠れ家ですから 。 で、結局は、ここに潜り込むと、ついつい竹をいじる事になって、 ぼちぼちと、今年の最初の新作開始となってしまいました。。 でも、いったい何が出来るのやら? いつも、幸達は創作の明確なテーマやイメージもなく、 突然の思い付きや、おぼろげな発想で、制作に取り掛かり、 そして、製作中にそれがどんどん変移して、 当初の発想やイメージとは全く違った作品に成る事が多いのです。 ですから、幸達自身も何がどう出来上がるか分かりません。 多分、皆様のご想像とも、全く違う物に成るかと思います。 ま、経過は次回のブログで掲載いたします。 では また 何は ともあれ 皆様 ごきげん よろしく