カテゴリ:猫
会社の近くの駐車場で、1匹の野良を見た。彼は野良で決して私に油断を見せなかったのは、きっとそれなりに人間社会で彼が生きていく上で苦労をしてきた事は想像出来た。 いや、仲間内と上手くやれず彼がそうなったのかもしれない。只、痩せては居なかったので、それなりに食事は当たっていたのだろう。 そんな彼を先日久しぶりに見た。少し痩せて動きが悪くなっていた。前回は写真も撮らせてくれなかったが、今回は私が近づいても、逃げようとはしなかった。 目はかろうじて見えているようだが、動きはかなり鈍っている。 僅かな木陰を探し、身を休める彼に掛ける言葉は無かった。病気なのだろうか、喧嘩か、前回よりも傷が酷くなってるように思う。近づこうとすると警戒するので、この距離が精一杯であった。 自然の中で生きて彼がそうなったのなら、諦めも付くが私にはどうしても、そうは思えなかった。それでも痩せて無いのは、君は誰かに飼われて居るのかい。前は恐ろしい顔で私を睨み付けたのに、今回はその力は無かったようだ。 彼が不幸とは言わない。我が家の住人が、幸せだとは言わない。それでも人間と他の動物が、共生すると言う事は、難しいのかもしれない。彼がひとり山の中で暮らして居たなら、きっと要らぬ傷や、病気に成ることはなかったのだろうが。 「生きろよ。」 私の問いにかろうじて顔を上げた。彼はもう運命さえ見据えてる気がした。せめて夏まで、そう思うことが彼にとって幸せなのか、私には解らない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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なんだか切ない気持ちになりますが
やっぱり頑張って生きて欲しいですね・・・・ (2009年05月22日 14時10分17秒)
りん★ままさん
>なんだか切ない気持ちになりますが >やっぱり頑張って生きて欲しいですね・・・・ ----- 切ない思いが、私には怒りに変わりました。この子と家の子の違いは何でしょうかね。怒っても仕方ないけど、情けない思いで仕方無いです。 (2009年05月22日 20時40分52秒) |
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