|
カテゴリ:古典
ブログで枕草子などの古典を紹介しましたら、早速何人かの方が買って読んでくださったそうでありがとうございます。 受験生にも教えてあげたら、大好評でした。 私は現代語訳をざっと読んで、おもしろい箇所・・・たとえば 超ムカつく・・・・いとにくき 不器量な女・・・・・・かたちわろき人 を原文で確認するくらいですが、受験生の場合はまず原文を読んで大体の意味をつかんでから、現代語訳で確認するそうです。 単語ひとつひとつを確認するというより、全体の意味をつかむのに役立つそうです。 今日ご紹介するのは徒然草です。 これは鎌倉、室町時代(今から約700年前)に兼好法師によって書かれました。 こちらも枕草子に負けず劣らずおもしろすぎっ 今日は百十三段を紹介します。 「40過ぎた男で人目をはばかる色恋ざたがあったとしても、いたしかたあるまい。 しかし、それを人にいいふらすのは見苦しい。 また地位も教養もないくせに、有名人とさも親しいかのように自慢するのや、金もないのに宴会好きで無理して派手にふるまうのは本当に見苦しい!」 あはは!700年前からこんな人がいたのですね・・・。 現代人にとっても耳が痛いですが・・ でも、「人目を忍ぶ色恋ざた」を「いたしかたない」と言っているところに、兼好法師の人間に対する深い愛情と洞察力が感じられて好きです・・・。 心に秘め事がありながらいかに振るまうかが、人間の品格を問われるということなのですね。。。 今にも通じる「生きる智慧」を徒然草(古典)は教えてくれますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|