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テーマ:TVで観た映画(3824)
カテゴリ:女子映画部
『猟奇的な彼女』に出ていた女優さん(チョン・ジヒョン)が美しくて好きなので、いつか観てみようと思っていたこの映画がたまたま昨夜、テレビでやっていたので見ていました。
以下、かなりネタばれ感想なので、内容を知りたくない方はすっ飛ばしてください。 アタクシの映画評価において、厳禁なのは「ヒトを死なせて泣かせる」映画。(この場合ミステリーやサスペンスは除く) 事故にしろ病気にしろ、人が死ぬのは悲しいに決まっているのだから、それをテーマにして観客の涙を誘おうというのは手法としてセコい気がする。 「死」を扱うには何らかのメッセージ性がなくてはならなくて、ただ単に「恋人や家族が死んだ。ね、悲しいでしょ?残されたアタシ、可哀想でしょ?」っていうのは全く面白くも何とも無い。(これは小説にも同じことが言えます) その点においても『僕の彼女を紹介します』は、落第点間違いなしなのだけど・・・ それ以前に主人公の女の子(警官)がなぜあの男(教師)にそこまで惚れ込んでいたのかが、まるで伝わってこなかったのよね。(韓流モノの女優は可愛いけれど、相手役の男がこぞってアタクシ好みじゃないという問題はさておき・・・) 一度、ドライブ中に落石に遭って、河に車ごと転落し、彼の方が死に掛けるというエピソードがあります。 っていうか、あんな悪天候の中無茶して運転をし続ける危機管理能力のない男なぞ、アタクシは恐ろしくてついていけないわ。そんな男は「ポル男」と命名してやろうじゃないの。 車と男を置き去りにしてでも、自分だけは安全な方法で帰途に着きたいよ。 自分の死を予兆するかのごとく、この男は「もし自分が死んだら・・・」みたいな話をするんだけど、そんなヤツもアタクシは嫌いだ。 せっかく今生きているのだから、死後のことなどあれこれ考えずに楽しく生きてりゃいいじゃん!と背中を叩きたくなる。 そう思ってしまうのはアタクシにラテンの血が多く流れているからなのか? 恋人の死後のことを付き合っている当初から考えろってほうがオカシクないか?そんな後ろ向き過ぎる彼は真っ平御免だわ。 そんな予告通り、恋人の男は死んでしまうわけです。 そのシーンにしても、こんな危ない事件現場に(彼女に会いに)来るなよ!とつっこまずにはいられないのだけど。 どんな職業にしろ、部外者が現場でうろちょろされるとウザくないですか?それこそ「空気読め!」って感じですわ。 で、彼女が発砲した弾が当たったのか、逃走犯が発砲したのかその辺のところをよく見ていなかったので致命傷となった弾丸は誰のものなのか(多分、彼女だ)定かではありませんが、韓国というところはアメリカ映画並みにガンガン拳銃をぶっ放すのですね。 それを言ったら、昔の「西部警察」だとか「あぶない刑事」はどうなる?と反論されそう・・・ 少なくとも最近の日本映画においてはそう簡単に警官は発砲できないってことになってますわ(例:「踊る大捜査線」) 恋人を失った彼女は後を追って自殺をしても信じられないほどの生命力で快復し、今まで以上にバリバリと仕事をこなします。 有り得ないほど先頭に立って銃を撃ちまくります。←ホントにもうやりすぎ~ (刑事仲間も言っていたが)ロボコップのようであります。敵の弾丸には不思議なほど当たりません(爆) そんな彼女には本当に恋人と「最後の別れ」になってしまうタイムリミットがあるのです。(いや、実際にはもう死んじゃってるんだけどね) それが・・・「しじゅうくにち(四十九日)」なんだそうで。 神も仏も無縁な生活を送っているアタクシにとっては「しょなのか(初七日)」やら「しじゅうくにち(四十九日)」と聞くと、田舎の親戚の行事みたいなのもを思い出しちゃって、どんな悲恋物語であろうが、とたんにぬか漬け臭く感じてくるから不思議だ。 「四十九日を過ぎるとあの世に旅立つのね・・・」と本来ならばしみじみと別れを惜しんで涙ぐむ場面なのに、どうも白い割烹着のおばちゃん達とか、美味しそうな「おはぎ」だとかが頭をかすめるのです。 画面では死んだはずの恋人の霊(?)が空へと歩いて行ってしまう・・・ チョット待て!お前はどこに向かって歩いているのだ? 韓国って、キリスト教徒が多いんじゃなかったっけ?ってことは天国か? その前にキリスト教にも「四十九日」ってあるのか? もう、分からないことだらけでパニックになりました(×ロ×;) そんなワケでチョン・ジヒョンがお気に入りだっただけに、不完全燃焼なストーリーにアタマがぐるぐるしてきました。 この映画、監督のシュミなのかカメラワークも人物を中心に背景が延々とぐるぐる回り続けるのが多くて、画面酔いしそうになります。 あ、お姫様役のチョン・ジヒョンはものすごくラブリーでした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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