お気楽極楽　ヒロくま！

　１１連勝や年間１８勝の米プロゴルフツアー記録を持つバイロン・ネルソン氏が２６日、老衰のため死去した。９４歳だった。

　ネルソン氏は鉄道会社の事務員などを経てプロに転向し、１９３０年代後半から４０年代前半にかけてトッププロとして活躍。マスターズ、全米オープンなどメジャーで５勝したほか、４４年には１３勝、４５年には今も記録として残る１１連勝を含む１８勝を挙げた。この年に記録した平均ストローク６８．３３はいまだに破られていない。通算５２勝は歴代５位。

　３４歳だった４６年のシーズン終了後、出身地のテキサス州で牧場経営に専念したいとして引退。その後、地元では氏の名前を冠に付け「バイロン・ネルソン選手権」として、現在も開催中だ。また、クラブヘッドの軌道が一定したワンピーススイングは、現代のスイング理論の基になったといわれている。（夕刊フジ特電）