熊谷警察署の「来日外国人問題に関する正しい理解を」に関して(少し補足)
Hi everyone, みなさんこんにちは。熊谷市内の方で自治会回覧板等でご覧になった方もいらっしゃると思いますが、熊谷警察署広報より、以下のようなお知らせが掲載されていますので、ご紹介します。---------------(ここから)-------------------広報なおざね 6月号熊谷警察署発行来日外国人問題に関する正しい理解を不法滞在・不法就労防止のため、皆様のご協力をお願いします。社会のグローバル化が進む中、来日外国人による犯罪も、国際化、組織化、広域化が進んでいます。犯罪の種別も、窃盗を始め、各種カードの偽造・詐欺、薬物密売、地下銀行、偽装結婚や不法就労助長等と多岐にわたり、組織的に敢行されています。▼事業主のみなさんへ~在留期限・在留資格の確認を!~「不法就労外国人」とは、日本で働く資格または許可がないのに働いている外国人のことです。就労資格のない外国人を雇用すれば、事業主はもとより、法人についても処罰の対象となります。--------------(ここまで)-------------------外国人問題に関する「正しい」知識を持つことは大切ですし、「正しい」知識を社会のみなさんが持つように願いたいですが、しかし、あたかも外国人みんなが不法滞在・犯罪者というように短絡的に見られるような風潮を助長することだけは、絶対に避けてほしいと今後とも望みます。(この記事は「不法滞在者=犯罪者」という導き方をしているようですが、具体的に上記に書かれている犯罪の種類は、超過滞在等の入国管理法違反ではなく刑法犯罪で、不法滞在(非正規滞在)者の全員がこれらの犯罪を実際に行っているということではありません。)多くの外国人住民は善良で合法的に生活を営んでいます。犯罪はそのうちのごく数パーセントです、100%ではありません。【ご参考】アムネスティ・インターナショナル・日本より:http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2289ところが、実際に、盗難にあったので警察に被害届を出しに行った外国籍の人が逆にいろいろ疑われて必要もないのに身の上を調査されたり、外国人の車の業者さんが、なんら問題もなく合法的に仮ナンバーで走行していたところ、警官に呼び止められて突然外国人登録証の提示を求められたり(実際にはこれは法律で禁止されていることです)、自分の自転車を乗っていたところ警官に呼び止められ盗難車と疑われいきなり外国人登録証の提示を求められたり(※)、等々・・・バイカルチャーキッズにも外国人住民のみなさんのいろいろな経験も聞かれます。なにもしていないのに、最初から犯罪者扱いのまなざしで見られることは、気持ちよいことではないですね。警察のみなさん、今後ともよろしくお願いします。そして、社会のみなさんの、正しい理解を望みます。外国人のみなさんも、日本人のみなさんも、犯罪はなくなってほしいことは言うまでもありません。※挙動不審者や相当の容疑があった場合のみ職務質問することができます。外国人だから不審だとして職務質問することは違反です。警察官職務執行法 第二条による。