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活き活きPC&園芸三昧

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November 9, 2018
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カテゴリ:天文
  2018年10月5日にシュミットさんに注文していたAZ-GTi経緯台がやっと宅急便で届きました。早速、ウェッジとしてATCウェッジを使い赤道儀モードに組み上げて動きを確かめてみました。なかなかいい感じでした。これで自動導入が可能な本物のポータブル赤道儀が手に入った感覚です。

                AZ-GTi経緯台(カタログより)【写真クリックで拡大



  本来、ポータブル赤道儀のスカイメモSがAZ-GTi経緯台くらいの機能があれば良かったのにと、「後悔後に立たず」です。スカイメモSは、勉強代として許してやりましょう。まずは、Windows PCとWiFiでつないて、ファームウェアの赤道儀モードへの更新です。

  Windows版SynScan Pro アプリは、このSky-Watcher社サイトからダウンロードできます。現時点でのバージョンは、1.11.0です。

  一方、AZ-GTiのファームウェアは、Motor Controllersの項目の中にあります。こちらよりダウンロードできます。赤道儀モードで運用できるファームウェアは「Firmware: AZGTi Mount, Right Arm, AZ/EQ Dual Mode, Version 3.16」となっています(2018.11.06更新)。

  ファームウェアの書き換えは、「Windows program: Motor Controller Firmware Loader, Version 1.71」(2018.11.07更新)を使います。書き換えは、PCとAZ-GTiをWiFiで繋ぎ、このファームウェア・ローダーを開き、ファイルとして新しいファームウェアを選び、ロードすれば自動的に更新されます。私の場合、1度目はうまく進行せず、2度目の作業を行うことにより更新されました。尚、AZ-GTiからのWiFiのプロパティーに「使用不可」のメッセージが出ますが、無視できるようです。


  Androidスマホの設定で、AZ-GTi経緯台のWiFiと繋ぎます。繋がったあとAndroidスマホのSynScan Proを開くと、次の画面が出ますので、接続する」をクリックして接続します。


                 SynScan Proの最初の画面【写真クリックで拡大




  次にモード選択画面が出ますので赤道儀モードを選択します。


                SynScan Proのモード選択画面【写真クリックで拡大



  下の画面のように赤道儀モードの画面が出ます。これでスマホのSynScan Proから赤道儀モードでのコントロールが可能になります。


                赤道儀モードのSynScan Pro画面【写真クリックで拡大



  一方、ハードウェアの方は、Vixenの「SXG-HAL130」三脚にVixenの「ネジ変換アダプター」をネジ止めします。「ネジ変換アダプター」は、頼りない1/4インチのオスねじが出ています。一方のATCウェッジは3/8インチのメスねじなので、「ネジ変換アダプター」の1/4インチのオスねじに、3/8インチねじへの変換ネジを装着します。ATCウェッジをねじ込む前に、ATCウェッジとAZ-GTi経緯台とを3/8インチの六角穴キャップボルトで固定しておきます。固定した後に、「ネジ変換アダプター」にねじ込みます。

  AZ-GTi経緯台には、鏡筒としてSky-Watcher社のSkyMax127を試しに搭載しました。鏡筒のファインダーには、極軸合わせのためにPoleMasterを取り付けてみました。PoleMasterは、SharpCapの極軸合わせ機能を使うことを想定しています。

  バランス・ウェイトは、スカイメモSのM12棒ネジを使った自作のものを使いバランスを取って取り付けています。


            AZ-GTi経緯台の赤道儀モードの組み上げ【写真クリックで拡大



  次に赤道儀モードでスマホのSynScan Proを操作してAZ-GTi経緯台を動かした動画を紹介します。


​              AZ-GTi赤道儀の動き【写真クリックでYouTubeへ飛びます



  スマホでのSynScan Proの操作は、思った以上にスムーズでした。快適にAZ-GTi経緯台の赤道儀モードの運用が出来そうです。これで慣れない経緯台モードでの運用は避けられます。

  ポータブル赤道儀として購入したスカイメモSは、当初の使命を果たさないまま保管庫ゆきとなってしまいそうですが、部品として役目を果たしてもらいましょう。スカイメモSは、自動導入は不可能でしょうが、AZ-GTi経緯台の赤道儀モードくらいの機能は持っているものと思い込んで購入しました。まったく期待を裏切られました。尚、スカイメモSの致命的な欠陥を付記しておきます。

  スカイメモSの欠陥
   1.赤経軸のクランプが扱いにくい上に、止まりにくい。
   2.高速稼働モードがない。
   3.専用の微動雲台に構造上の欠陥があり、上下方向の揺らぎが生じる。







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Last updated  November 14, 2018 07:10:17 PM
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