カテゴリ:天文
1.2回目の天文カフェ「ポウザ」での天体観望
報告が遅れてしまいましたが、2024年3月9日(土曜)に天文カフェ「ポウザ」での天体観望に参加しました。今回の星空メニューは、オリオン大星雲(M42)、M81とM82、エスキモー星雲、しし座のトリオ銀河(M65,66,NGC3628)、回転花火銀河(M101)と盛り沢山。そしてオマケとして昨年の皆既月食時の天王星の食の見事な動画がありました。ライブ観望は、イプシロン160ED鏡筒の5秒露光でのASiAirライブスタックで、その優れた鏡筒の威力が遺憾なく発揮されていました。オーナーの流暢な語りかけもあってか、会場は質問や議論も交錯して大盛り上がりでした。 天文カフェ「ポウザ」の天体ライブの様子 今回の記事は、メデューサ星雲:Sh2-274です。2024年3月14と15日にTSA-120(f=900mm)で、撮影したものです。フィルターは、OptolongのL-eXtremeを使用しています。 2.メデューサ星雲のライブスタックと画像処理動画 メデューサと言えば、何か怖いものを連想させますが、メデューサ星雲そのものも、その実態が明確でない奇異な様相です。惑星状星雲と言われながらネットなどで見られる姿は惑星状とは懸け離れた姿です。かなり淡い星雲ということなので、露光時間を7分(420秒)と長めに取りました。 使用機材は下の写真のとおりです。 使用したTSA-120 下の画像をクリックすると、メデューサ星雲のライブスタック動画に進みます。 メデューサ星雲のライブスタック【写真クリックで動画へ進みます】 3.TSA-120でのメデューサ星雲 TSA-120で撮影したメデューサ星雲 撮影日:2024/3/14,15。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TSA-120 ( f=900mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 300、冷却:-10℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ Optolong L-eXtreme。420秒露光で40回フレーム撮影。画像処理:自動保存された40コマをPixInsightで処理(WBPP, ABE, SPCC, LinearFit, HT, MorphoT)。最後にTopaz DeNoiseAIでデノイズ 4.あとがき ・今回、姿の奇怪なメデューサ星雲を撮影してみました。ライブスタック時は、何だか得体の知れない姿をしていましたが、画像処理してみると惑星状星雲の姿が浮き出てきました。 ・このところ夜晴れたときは、連日Sh2-240:スパゲッティ星雲の撮影に挑んでいます。鏡筒やカメラをあれこれと組み合わせて、くっきりした星雲の姿を目指して励んでいます。SamyanのF2レンズとモノクロCMOSカメラとの組み合わせで何とかなりそうなところまで来ました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 20, 2024 07:32:22 AM
コメント(0) | コメントを書く
[天文] カテゴリの最新記事
|