くろまる雑記帳

「あなたを応援したい」くろまるです。（*^_^*）


「単身けん」の正式名称は「ひとりで生きるために、単身者の生活権を検証する会」。

”ひとり ”の生活が確立、認知、保障される社会を目指し、 ”ひとり ”の暮らしにつきまとう不利・不安・不便を検証し、是正、改正につとめる人々の集まり、ということです。

私もシングル専門ＦＰという看板を掲げていることもあり、当然会員になっていますし、また、定例会でお金の話をさせていただいたこともあります。

この単身けん、１９９０年の発足以来、今年で１９年目だそうです。
来るべき２０年を一区切りとし、次の活動を考えるために、この時期に懇親会が開かれる、ということなので参加してきました。


まず、会の代表である石川さんの講演からスタート。

会の創設時とは、単身者を取り巻く環境は変わっている。
２０年前は少数派だったのが、今では多数派になろうとしている。

以前は、単身者の三大問題といえば「住宅・お墓・入院時の保証人の確保」。

保証人についてはまだ問題が多少残っているが、その他についてはだいぶ解消されてきた。

最近の三大問題は「ボケ・サギ・ムシ」。

最後の「ムシ（無視）」とは無関心のこと。
社会に精神的ゆとりがなく、適度なお節介というものが無くなってきた。

昨今は、義務も果たさず、権利ばかり主張する風潮になっている。
しかし、単身者は、義務と権利のバランスを心得ているはず。

まだまだ、「個」に焦点をあてた政策等は少ない。今後は「個」の集まりとして世論に訴えていくことが大切になろう。

といった内容でした。

その後の会員同士のフリートークやそれに続く懇親会では、体験者のみが知る話や、ここには書けないいろいろなウラ話などが飛び出し、非常に濃い情報を得ることができました。

いつもながら、勉強になる会です。

約２０年間という時間の重みは大層なもの。
さまざまなひとり暮らしの知恵が２冊の書籍として世に出ています。

『なぜか誰も教えない60歳からの幸せの条件』

『ひとり住まいのゆとりライフハンドブック』









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