テーマ:お勧めの本(7404)
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テレビで放送されたドキュメンタリーを基に上梓された本です。 二児の母である著者は、35歳のときに大腸がんで余命3ヶ月と告げられます。 それから抗がん剤による治療が始まるのですが、その費用は2週間に1回で5万円ほど(3割の自己負担分)。 まさに「お金で命を買う」という状況に追い込まれます。 もちろん健康保険には高額療養費制度というものがあり、8万円余を超えた負担分は後で還ってきますが、それが戻るのに3ヶ月ほどかかり、その間は、立て替えておかなければなりません。 さらに、抗がん剤を使っている患者が今までと同様に仕事を続けるというのも難しく、その上で毎月8万余を長い間支払っていくとなると、家計が疲弊してしまうのは当然のことでしょう。 私の場合も、がんと告知されて、最初に考えたのはやはり治療費のことでした。 幸い、がん保険に入っていたこともあり、ある程度の保険金が給付されて少しは安心しました。 とはいえ、検査や入院・手術にもそれなりのお金がかかりましたし、放射線治療では毎日6千円近くの金額を30日間にわたり支払うことになり、たまに「いつもより多くかかります」と言われると、ドキッとします。 私などはがんも初期段階ですし、抗がん剤も使わなくてすみそうなので、お金がかかるといってもそれほど深刻にならずにいられます。 しかし、この本を読んでみて、この著者と同様の悩みを抱えている人は多いのだろうなと、心が痛くなりました。 また、私自身も今後再発、転移という状況に陥ったら他人事では済まされないとも感じました。 特に、「家族」というつながりを持たないシングルであれば、そのリスクは甚大でしょう。 この本で、ひとつ新たに得た知識は、場合によってはがん患者にも障害年金が適用されるということ。 これは初耳でした。 これからFPとして、「がんとお金」についていろいろ研究していこうと思います。 blogランキング参加中 ツイッターやってます。 https://twitter.com/officebliss >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 【ファイナンシャルプランニング・オフィスBLISS】 【シングルライフサポート・BLISS】 【ほけんのBLISS】 『幸せの答えはあなたの中にちゃんとある』 『シングルライフの老い支度 - そろそろ考えたい50の準備』 お金について学ぶマネーセンス講座 So-netコラム「幸せを呼び込むマネーカウンセリング」 『シングルFPの乳がん日記』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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