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今日の夕刊に、「カネボウ上場廃止」という記事が踊っていた。
私が学生の頃には考えられないほど、もはやこの会社はガタガタである。 実は大学4年の時にこの会社の入社試験を受けたことがある。 とういか、当時は留学することを決めていたので、 就職活動をする気は全くなかったのだが、友達が一緒に記念受験しようと言うので まぁ、入社試験ってどんなもんなのかな?という好奇心も手伝って 試しに受けに行ってみた。 で、行ってみてビックリ。 筆記試験がなく、履歴書を提出したら即面接だった。 えぇ!新卒採用なのに・・・しかも、こんな大きな会社なのに・・・ こんな荒っぽい選考方法で大丈夫なの?と思ったことを覚えている。 さて、面接では みんな 「面接の達人」とか読んでるんだろうなぁ・・・と思わせるほど マニュアル本に洗脳されているかのような受け答えをしていた。 大きな声でハキハキと。 私は前向きな性格で協調性がありますと必死にアピール。 そのこと自体は別に悪いことではないのだけど、 全員が全員そうしていると、なんだか気持ち悪いな・・・と思った。 化粧品会社とは、女性のきれいになりたいという願望のお手伝いをする会社であり、 ある意味「夢」を売る商売である。 しかし、その夢を売るためにはクリエイティブさと機能性、そして何よりブランド力がものを言う。 マリオネット製造工場で教育を受けた私たちにとって、 この商売で勝ち残っていくことは至難の業であろう。世界の舞台で戦って行くとなれば尚更だ。 社会的信用を失ってしまった今、 あの時一緒に試験を受け、カネボウに入社することが出来た彼らは、 今後どのような行動を執って行こうとしているのだろうか。 本当に、人生万事塞翁が馬だな、と思った。 今日はそんな感じ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 11, 2005 05:13:33 PM
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