|
カテゴリ:社会のこと
祖父と父が野球好きだったので子どもの頃から野球の試合を見る機会が多かった。野球では不思議な「ジンクス」がある。例えば「守備交代した直後の選手の所に打球が飛ぶ」とか「ホームラン級のファールを打った後は三振する」とか。
それなりの理由があるのか、たまたまなのかは分からないけれど、確かにそういう場面を見ることは多かった。 大王製紙の特別背任事件を聞くと、「三代目が家を潰す」というジンクスを思い出す。「初代が築き、二代が維持し、三代が潰す」これは理由が良く分かる。苦労した初代、その苦労を見て育った二代、生まれた時から恵まれている三代。苦労なく手に入ったものだから、三代目にはその価値が本当の意味では分からないのだろう。 でも、従業員が一人でもいる限り、その会社は三代目の私物ではない。朝から晩まで、時には残業して働いてきた大王製紙の従業員は、この「バカな三代目」をどんな気持ちで見ているのだろう。同族経営の危うさ、罪深さを感じる。 生まれながらに富と地位を持つ「三代目」と呼ばれる人たち、周りから見ているほど幸せではないのかもしれない。生まれた時から全てが満たされていたら、人生の目標や頑張る張り合いを見出すのは難しい。なんとなくさえない三代目が多いのはそのせいだろうか。 それに比べて、何もない所から自分の工夫と才覚をフルに使って富を築いた「初代」は、魅力的な人が多い。何も持っていなかったからこそ、自分の能力を最大限に結集・発揮する生き方ができたとも言える。苦労を一つ一つ乗り越えていく緊張感のある生き方が、その人を魅力的な人にするのだろう。人生っておもしろいなあ、と思う。 「ジンクス」他にも色々あって面白い。 ○弱い首相の時に大事件が起きる (納得!) ○オリンピック日本選手団主将は好成績を残せない(主将になりたくないかも・・・) ○ピンチの後にチャンスあり(これ、信じよう。) ○好事魔多し:良いことには邪魔が入りやすい(良いことがある時は慎重に行動しよう) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|