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カテゴリ:【 ピュアプリンセス シリーズ 第3章】
やがて……、今度はインコ兄者の乗ったバスが例の橋にさしかかりました。
インコ兄者「おい!見ろ!煙が上がっている!!」 橋の真ん中辺で煙が上がっていました。 インコモモジャ「ホントだ!何の煙だ?」 インコ兄者「橋を落としたのだろうか? おかしい! 『アリスたちの乗ったバスが通ったら[作戦計画B]を実行せよ!』 とのメッセージを送っていたのに! [作戦計画B]は”弓矢攻撃”だぞ! 爆破は[作戦計画B-2]のハズだ! ヤツら間違えて橋を爆破してしまったのか?」 接近しますと、橋からは煙が出ているものの、橋自体は落ちずに残っていました。 インコ兄者「しかし……、一応爆破はしたんだな。我々のバスは通れるかな?」 インコモモジャ「どうする?ヤツらのバスはおそらくここを通っただろう。もうかなり先に行ってるハズだ。遅れを取った!」 インコ兄者「一応橋の上には弓矢がいっぱい落ちてるな。 だが弓矢攻撃も失敗か? ”えど・はるみ”号め!またヘマをやらかしたな!」 インコモモジャ「”はるな・あい”号に変えるぞ!」 インコ兄者「とにかくロバ軍団の”ロバート”を呼べ!」 インコモモジャはカゴの中から新たに入手した伝書鳩の”はるな・あい”号を取り出しました。 はるな・あい「なんですかぁ?」 インコモモジャ「ロバの”ロバート”を呼んでこい!」 はるな・あい「まあ!女使いが荒い!」 インコモモジャ「ぶつくさ言うな! おなさけで”女性扱い”してやってるのに!これからは”男性扱い”に変えるぞ! さっさと行ってこい!」 はるな・あい「こんな綺麗なアタシは身も心も女性……、」 インコ兄者「いいから行ってこい!」 バサバサバサバサバサバサ!! ”はるな・あい”号は大空へと飛んで行きました。 ほどなくして”はるな・あい”号はロバートの所に到達しました。 一匹のロバが崖の上からインコ兄者のバスに近づいて来ました。 気まずそうな表情をしています。 バスの窓から酔ったミラー男爵がその様子を見ていました。 ミラー男爵「あれ?なんで止まっているんだ?」 →【ピュアプリンセスシリーズ】登場人物紹介ならびに用語解説はこちら →【ピュアプリンセスシリーズ】これまでのお話はこちら ネット小説ランキング>異世界FTコミカル部門>「不思議の国のアリスとニセアリス 」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2008.11.27 23:19:28
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