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カテゴリ:読書
津原泰水の『赤い竪琴』は、ホラーや幻想小説ではなく、恋愛小説でしたぁ。 それも正統派の大人の“恋愛”。うっとり。 ストイックでプラトニックな恋愛が、硬質な文章とあいまって 何ともいえず素敵でした。私のストライクゾーンずばり!! いろんな方の感想を拝見して、とても楽しみにしていた荻原浩『明日の記憶』。 でも。 身につまされる話だし、つい他人事とは思えず共感してしまうのだけど、 主人公が50歳というのが。うーん。私には最大のネックだったのかも。 (「若年性アルツハイマーの悲劇」だと聞いてたから、主人公、30代かと思ってた) いい話だとは思うものの、他の方のように「ぼろぼろ泣けてしまって…」ということもなく 淡々と読んでました。 結局は、病気によって引き起されるどろどろした部分を書いてないんだもんなー。 作者は「夫婦愛」を描きたかったんでしょうが、介護する側は本当に大変なんだってば! 前田栄『結晶物語』1巻はBL小説にあらず。 あらすじから『百鬼夜行抄』やら「雨柳堂夢咄」を連想して「面白そう~」。 購入し読んだんですが、読んでみたら三浦しをん『むかしのはなし』みたく 作品のモチーフとなった日本昔話の新解釈の方が面白かった~。 次回作にも期待です。 小路幸也『そこへ届くのは僕たちの声』は…ノーコメント(笑)。 さほど長い話じゃないのに、読み終えるまで1週間近くかかってしまいましたわ。あはは(苦笑)。 設定は悪くないんだけど、見せ方を間違っているようにしか思えませんでした、私には。 『そこへ届くのは~』を読み終えるまでものすご~く時間がかかったせいで ストレスがたまって、ストレス発散のために、手軽に読める『ああ、恥ずかし』を サクサクと読了。あ~面白い&すっきり(*^^*)。 やっぱり他人の失敗談は面白い~。特に酒の席での失敗談で笑わせていただきました。ケタケタ。 私自身は下戸で、酒での失敗談がないからなおさら。 しっかし…70編もあると、玉石混淆ですなあ(苦笑)。 ![]() 現在、森谷明子さん『れんげ野原のまんなかで』を読んでます。 今、2話目。今日中には読み終わるかしら。 読み終え次第、北上次郎×大森望『読むのが怖い!』に行きますとも!! あちこちで感想を聞いているだけに、読むのがとっても楽しみ楽しみ~(*^^*)。 あ。そう云えばまだ、先週のお買い物日記を書いてなかったわ(汗)。 ![]() 3月中に読了したものの、現時点での感想未アップ本。 * 田中啓文『UMAハンター馬子 完全版2』 * 松尾由美『雨恋』 * 島本理生『ナラタージュ』 * 梨木香歩『ぐるりのこと』 * 鯨統一郎『邪馬台国はどこですか?』 * パトリシア・A.マキリップ『影のオンブリア』 * 桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』 4月中に読了したものの、現時点での感想未アップ本 * 松尾由美『バルーン・タウンの殺人』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 11, 2005 12:06:01 PM
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