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2024/09/27
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳
◆ 13日前に選出されたばかりのローマ教皇ウルバヌス7世が、重責に耐えかねて自分から天に召される(1590年)。     ◆ ナポレオン・ボナパルトのエジプト土産に何が書かれているのかが判明(1822年=ロゼッタ・ストーンの解読)。     ◆ 中国を蹂躙しまくってた日出ずる国とヨーロッパの支配者に載し上がろうとしていた卐)が共闘。翌年にも起きそうなアンクルサムとの決闘に備える(1940年=日独伊三国同盟締結)。
【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月27日】

なぜ日本人は身も心も貧しくなったのか… =前節=
「増税しないと財政の危機」と不安を煽ってきた政府の大誤解

​  ・・・・日本の財政が急速に改善している本当の理由・・・・  ​
=PRESIDENT Online / 2024/09/25 /
永濱 利廣 第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト



日本の財政は大幅に改善している
長年の間「日本の財政が厳しい」と言われてきたが、ここに来て財政指標が大幅に改善している。

2024年1~3月期時点の「政府債務残高の対GDP比(粗債務)」を見ると、前年から▲5%ポイント近く低下し、コロナ前の水準に戻っている。
「政府純債務/GDP比」に至っては、前年から▲17%ポイント以上低下し、2010年1~3月期以来、実に14年ぶりに100%を下回った。

図表1(下図参照)を見れば、日本の財政が急速に改善していることがお分かりいただけるだろう。

財政改善の最大の理由は「インフレ」
なぜ財政が急速に改善しているのか。
その最大の理由は「インフレ」だ。

岸田政権を含め、近年の政権によって進められた増税によって、政府の税収が増えていることも一因だが、「インフレ」の影響が最も大きいと考えられる。
一般的に、政府債務残高の対GDP比は、経済成長率やインフレ率によって変動する(※)。

2023年度の低下幅(▲11.0%ポイント)の中身を詳しく見てみると、「増税などで財政収支が改善した影響」より、「名目経済成長率(経済成長率+インフレ率)」の影響のほうがはるかに大きい。
名目経済成長率の中でも、「インフレ率上昇」の影響が95%以上と、はるかに大きいことがわかる。



増税しなくても財政は改善する
なお、23年度の財政改善の幅は「過去最大」(現基準の資金循環統計が公表された98年以降)である。(下図参照)

日本政府は、「政府債務残高/GDP比」の上昇を抑制するために、「プライマリーバランス(PB)」(基礎的な財政支出と税収が均衡している状態)を目標としてきた。
だが、財政を改善するには、財政収支が黒字である必要はない。「名目経済成長率(=経済成長率+インフレ率)」が国債利回りを大きく上回っていれば、「債務残高/GDP比」は低下する。

要するに、マクロ経済学の考え方では、インフレになれば財政は改善するが、増税したからといって財政が改善するとは限らない、ということだ。

世界の経済学では常識
こう主張するのは筆者だけではない。例えば、アメリカのバーナンキ元FRB議長も、2017年に日銀が開催したシンポジウムで「日本はインフレ率を高めることで財政の持続可能性を高めることができる」と主張していた。

日本政府はそろそろ、こうした「マクロ経済学の常識」を踏まえた政策に転換すべきだ。
具体的には「増税により財政を改善させる」方向ではなく、「賃金上昇によるマイルドなインフレ」および「家計支援策による個人消費のテコ入れ」を軸に据えるべき時にきている。

財務省を中心とした日本政府もこうしたことはよくわかっている。特に「マイルドなインフレで財政を再建する」点については強く意識しているものと考えられる。



家計を支える経済政策が必要不可欠
ただインフレが続けばすべてうまくいくかというと、そんなに簡単な話ではない。

通常、インフレ下では賃金も上昇するため、物価が上昇しても現役世代にはそれほど影響はないことが多い。
だが、年金で生活している世帯などは、賃金上昇の恩恵を受けにくいため、物価上昇のデメリットが直撃しやすい。

今日本では2%以上のインフレが続いている。決して激しいインフレではないが、年金で生活する世帯にとって無視できない負担となっている。

少子高齢化の影響で、日本の約3~4割は年金で暮らす無職世帯となっており、賃金が上昇しても、なかなか個人消費が増えにくい構造になっている。
そのため、家計を支え、個人消費をテコ入れする経済政策が必要不可欠となっている。

「増税」と「社会保障負担増」が経済の足を引っ張っている
そもそも日本の個人消費が弱いのはなぜか。
端的に言えば、その理由は「国民負担率が急上昇したから」。要するに「増税」と「社会保障負担増」によるものだ。

図表3(下図参照)は、G7諸国の国民負担率を、2010年を基準に見たものだ。
日本の国民負担率だけがダントツで上がっていることがわかる。

消費税が2度にわたって引き上げられたほか、社会保険料も引き上げられている。日本経済が停滞し、賃金が下がっている中、家計の負担ばかり増えていたわけだ。
個人消費が伸びないのは当然というべきだろう。

・・・・・・・・明日に続く・・・・・


○◎ ○◎   ◎ ◎ ◎   ◎○ ◎○ ◎○ 

古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。
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Last updated  2024/09/27 05:10:07 AM
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