山のあなたの空遠く
やっと読み終えました。分厚い本で、上中下とあったのですが、一気に。佐藤家の代々に渡る破天荒な血脈を、ものすごく客観的にいろんな角度からとらえられるこの筆者はやっぱりすごいと思います。精神世界の方向へ行ってしまうのも、納得してしまいます。人はどうして、勝手な自分の価値基準で、「幸せ」とか「不幸」とかを簡単に結論付けて、さらに、それを他人にまで押し付けようとするのか・・・。↑結婚とか、宗教とか、平穏な日々とか,ポン酢しょうゆがある事とか。と、ずーっと疑問に思っていたのが、この本を読んで、ちゃんと自分なりの持論を持ててスッキリしました。きっと、人は一面的に簡略化して、型にはめて、何らかの形をもって正解とする事で、理解したつもりになったり、安心したりするのかもしれませんが、そういう弱さって、実は不幸なんじゃないか。とはっきり言えるくらいに、私も強くなりたいです。雨ニ負ケテモ、風ニ負ケテモ、私は、「幸せ」「不幸せ」をちゃんと自分の心の中において、自分で整理したり、租借したり、コントロールしたりできる、そんな人に私はなりたい。と、思ったり、努力したり~、らじばんだり・・・。ますます、私は力を得た感じがします。もしかしたら、自分の心の中、潜在意識とか言うものは、山のあなたよりも、なお遠くにあるのかもしれません。ちなみに、この本は母に貰ったので読んだのですが、ウチもちょっと変わっているので、(と言っても、佐藤家ほどではないですが)ウチの場合の「血脈」はどんなだろう・・・。とちょっと考えてみたり~、ちょっと笑ってみたり~、らじばんだり。ちなみに「正しい」とか「正しくない」とかも「幸せ」と同様に、一次元的な物ではないと思います。