amazing baby

期末試験まっただ中の娘は、
いつもより30分ほど登校時間が遅くなる。
もちろんお弁当づくりも、なし。
だから、朝も少しだけのんびりできるはず、
だったのに……。

このところ、メールや資料づくりに格闘していて、
私の睡眠時間がめちゃくちゃになっている。
夜どんな時間に寝ても、
朝起きる時間は決まっているので、
おかしな時間に仮眠を取る毎日。

夕べも、なんだかんだと遅くなり、
今朝なんて、娘を送り出して朝食を食べたとたんに
猛烈な睡魔が……。

取り敢えず横になろうと布団に横たわると、
入れ替わりに起き上がった夫から
「おやすみ」と声をかけられる始末。
別に寝る訳じゃないもん。

睡魔を無理矢理ねじ伏せる。

夫を送り出して、
時間制限のある作業を済ませたら、
今度こそ、本当に力尽きてしまった。

ワンコがひんひん騒ぐので目が覚めたら12時。

ワンコの散歩と入れ替わりに帰宅したらしい娘は、
こちらが帰宅すると、なんともう寝ている。
無理矢理起こすと、
「昨日目覚まし代わりにとコーヒーを飲んだら、
　眠れなくなっちゃって。
　夜中に何度も目が覚めるんだよ」

ははあ、そういや何度もトイレに立ってたような。

「で、そういうときに限って、
　おかあさんが起きてる、と」
「うん、そう」娘が笑う。
「なんで、いつまでもこの人は寝ないんだ？
　と思った、と」
「そうそう！！
　かえって気になっちゃって」
「さらに眠れなくなった……」
ほとんど笑いこけそうな娘。
「うん。
　なんで、こういうときに限って
　おかあさんは起きてるんだろうって思った。
　いったい何してたの？　」

まあ、おとなには、いろいろと訳があるんだよ。

笑って誤魔化し、ランチタイム。
終われば、
「目覚ましかけてお昼ね～」
さっさと部屋に向かう娘。

いいよねえ、簡単に昼寝出来る人は。

ほら、昼寝しようと思ってたのに、
仕事してたら、帰るコールまでかかって来ちゃった。

娘はまだ起きて来ない。
いったい何時まで寝てるつもりなんだろう。
明日は大丈夫なのか？

今日は絶対に早く寝てやる！