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カテゴリ:映画・TV
ナント3大陸映画祭で準グランプリを獲った映画。
カルロス・ソリン監督の前作「HISTORIAS MINIMAS」(英題:MINIMAL STORIES)にえらく感動した私ですが、この「犬のボンボン」もただただよかった・・・。 20年勤めていたガソリンスタンドが人手に渡り、解雇になった52歳のおじさん、通称COCO。 もうこの人が見るからにいい人。 目が大きくて常にニコニコしているような印象なので、ちょっと戸惑ったり悲しくなったりしてその表情が曇ると、こちらまで悲しくなってしまいます。 今は嫁いだ娘の家にやっかいになっているものの、その家も家計が苦しく、だんなは一日ボーっとしていて、娘は働きながら小さな子供の面倒を見ているため、常にキーッとなっている。そんな家だからCOCOも肩身が狭いのですが、次の仕事が見つかりません。 特技はナイフの柄を手作りして刃をとりつけ、りっぱなナイフにすること。 これを売りに歩きますが、さっぱり売れず。 そんなある日、車が故障して困っていた人を助けたことから、犬をもらうことになります。 狩猟用だという真っ白なそしてちょっと不細工な犬、ボンボン。 でも立派な血統書付なんです。 この犬のせいで娘の家は出ることになりますが、この犬のおかげでそこからCOCOの人生が開けていくことに・・・。 COCOを演じている俳優は、えらくリアルだなと思っていたら、なんと本当にガレージで働いていたところをスカウトされたとか。 この作品の評価は・・・ 独断と偏見の評価:★★★★★ もちろん5ツ星です! ちなみに前作の「HISTORIAS MINIMAS」も犬の話。 こちらはアルゼンチンの電気もろくに通っていない村のおじいさんが、ある日突然いなくなった犬を探して町に出て行く話です。 おじいさんはほとんど口をきかず、歩くのもヨボヨボなんですが、長距離バスに乗って一人旅をするのです。出会う人は皆いい人ばかり。 この話と平行して、村でテレビのクイズ番組出演件が当たった女性や、アルゼンチンを車で回る行商人の話が進んでいきます。 これも★★★★★。 クリックよろしくお願いします! → ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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