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カテゴリ:日常の出来事
メトロ14番線・・・パリで一番新しい線です。
私がパリに来た当初はまだ上はマドレーヌ駅までしか通っておらず、サン・ラザール駅までの延長工事中でした。その工事がよく通る道沿いだったので、いったいいつになったら工事が終わるのかと思いながら眺めていましたが、いつまで経っても終わらない。ようやく開通したのはそれから2~3年後のことだと思います。 この線がサン・ラザール駅まで通ってほんと便利になりました。 特にパリ中心部にあるシャトレ駅まで一気に行けちゃうのはかなり大きいです。 今日はこの14番線に乗るべく、そのサン・ラザール駅を利用しました。 ここのすばらしいのは、この14番線のサン・ラザール駅と9番線のサント・オーギュスタン駅が地下通路で繋がっていること。それもサント・オーギュスタン駅から地上を歩いてサン・ラザールまで行くとちょっと遠いのに、この地下通路だとあっと言う間に着いてしまうから不思議。 ・・・ってまあ、このサン・ラザール駅は一口にサン・ラザールと言ってもかなり広くていろんな線が集まっているところなので、同じ駅構内でもこの14番線の駅はかなりサント・オーギュスタン駅寄りに位置しているというだけのことなんですが。 そのサント・オーギュスタンの駅から地下通路を入ってサン・ラザール駅に到着しました。 この駅も他の14番線の駅同様、ホームと電車の間にはガラスの扉があって、電車が着くとその扉と電車の扉が二重に開くようになっています。 そのホームで何気なく電車を待っていると、ふとその扉に見慣れない印がついているのが目に付きました。 赤丸に白の横棒。 いわゆる進入禁止のマークですが、こんな地下鉄の扉に貼ってあるとは・・・。 扉の故障か何かかな?と思ってよく見ると、その辺一帯の扉全部にこの印が付いています。へんだな・・・と思ったのですが、それ以上追求しませんでした。 そこへ電車が。 乗っていた人が降りて、私はその電車に乗りました。 ところが誰も乗っていないのです。見事に空。 ここでなんとなくおかしいと思ってぱっと降りました。 降りてよかったです。 その瞬間、扉が閉まり、その電車は終点のその駅からさらに奥の方へと去っていきました。 最初から気付けばよかったのですが、そのホームには初めから電車を待ってる人なんていなかったんですよね。向かい側のホームにはたくさん人がいるのに。 そう、ここは終点。ですから常に電車は一方方向へしか動きません。 つまり発車は常に私の向かいのホームから。そして私がいたのは降車専門のホームだったのです。 そこまで気付けば例の進入禁止のマークにも納得が行きますよね。 この駅から電車に乗ったこと、これまで何度もあったはずなのに、これまではきっと無意識に向かいのホームに歩いていたのでしょう。 ですから今回のように突然ふと迷ってしまったりすると全然わからなくなってしまうのです。 私が乗ってすぐに降りたあの電車、どこへ行ったのでしょうね。 あのまましばらく進んだ後に向かいのホームに入るようになっていたのならたいした被害はなかったでしょうけれど(恥ずかしいだけで)、車庫に入ったりなんかしていたらえらい目に逢うところでした。 なんせこの14番線は無人で、運転手がいないのですよ。 運転手がいれば一言「ここで終点ですから全員降りてください」みたいなアナウンスがあって気付くんですけどね。 技術が進むのはいいですが、こういうこともあるんですよね(冷汗)。こんな落とし穴があるとは思いもしませんでした。 いつも応援ありがとうございます。今日もクリックどうぞよろしくお願いします。 ![]() → パリの日常の写真はこちらへどうぞ↓ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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