映画鑑賞 「BRICE DE NICE」/フランス
ずっと見たかった映画をようやく見てきました。 「BRICE DE NICE」 パトリック・スエイジ(「ゴースト」、懐かしいですね)とキアヌ・リーブス出演の映画「ポイント・ブレーク」(邦題は「ハート・ブルー」らしい)に影響されて、ニースで波を待ちつづける男が主人公のちょっとおバカな映画。 この人、実家が超リッチなので、働くこともなくただただのんびりとした地中海で波が来るのを待っているわけです。しかも20年間。 その後ちょっとした波乱万丈がありますが、ほとんどストーリーらしきストーリーもなく、その場その場のギャグを楽しむという内容。 くだらないと思う人もいるでしょうが、こういうのが好きな私の期待は裏切らなかった。 タイトルのBRICEは主人公の名前「ブライス」で、「ニースのブライス」という意味。フランス語読みで「ブリース・ド・ニース」、英語読みだと「ブライス・ド・ナイス」という語呂合わせになってます。 主人公を演じるのはジャン・デュジャルダン(JEAN DUJARDIN)。 カップルの日常をコミカルに描く人気テレビシリーズ「UN GARS, UNE FILLE」で有名。この人はこういうコミカルな役ばかりなのかと思いきや、「LE CONVOYER」というシリアスな映画に出ていたことをラジオで知りました。 この「LE CONVOYER」は、たまたま前を走っていた現金輸送車が強盗に合い、その巻き添えで息子を殺されため、その強盗に復讐すべく現金輸送の会社に就職してその機会を狙う男の話。ジャン・デュジャルダンはそこの同僚役。とても親切な人だったんですが、実はこの人が一番のワル。この映画を見たときは、彼だと気付きませんでした。 ちなみに、「UN GARS, UNE FILLE」のデュジャルダンの相手役の女優さんも「BRICE DE NICE」に出ています。 「UN GARS, UNE FILLE」↓ http://www.ilyfunet.com/ovni/2002/513/profil.html 友人役のクロヴィス・コルニヤック(CLOVIS CORNILLAC)は、これまた私的に非常に注目の俳優なのですが(そう言っていたら先日セザールの助演男優賞を取りました!)、その彼が「BRICE DE NICE」の役を引き受けたのは、ジャン・デュジャルダンがいたからだそうです。 う~ん、ジャン・デュジャルダン、もうちょっと注目してみよう。