HAVE A NICE DAY

佐賀県神埼町の九年庵に行った。紅葉が美しいことで有名で、年にたったの９日間だけしか一般公開されない。なかなか行けなくて、長年の念願がやっと叶った。雲ひとつない抜けるような青空で、さぞかし紅葉がきれいだろう、と期待したが・・・・・

期間が短いのでとにかく人多過ぎと聞いていたが、その通り。お屋敷の葦拭き屋根は軒先まで厚い葦で出来ていて見事。維持管理が大変だろうな、と老婆心。お庭は思ったよりも、というかＴＶで見たイメージよりも狭くて、池も水はほとんどなく、紅葉はまばら。見渡すと周囲の山もほとんど紅葉していない。少雨酷暑の夏だったから今年も去年みたいに紅葉せずに枯れて散ってしまうのだろう。

隣の仁比山神社へ行くと、こちらの方が紅葉していていいかんじ。くすのきの大木も立派。途中の橋は欄干が透明のアクリル製。で、川を見下ろすとおそろしく高さがあって、びっくり。伊東玄朴という昔の医者の生家も見学。参道には素人っぽいお店が並んでいる。よもぎ100％の草餅を食べながら歩いて、モクズガニがのったかに飯をお持ち帰り。九年庵だけだったら物足りないけれど、町内あげて年に一度のお祭り、って雰囲気でなかなか楽しかった。

田崎真珠主催のツアーで格安なのだけど、その代償として、九年庵へ行く前にアクロス内の田崎ギャラリーに連行される。真珠は特に好きでもないし、途中で抜け出そうと二人で企んでいたのが。。。。ガイドさんはジャガー横田の夫にそっくり。こういうツアーを不定期にやっているそうで、ジョークも手慣れたもの。展示を見て、お話を聞いて（ネックレスのアレンジは参考になった）、売り場へと案内される。適当にやりすごせばいいと思っていたら・・・・・マベパールのペンダントがめちゃかわいくて一目で気に入って、お買いあげ。ああ、言行不一致。最初に気に入ったのは淡水真珠が葡萄のようについてるペンダントで、こちらはＮ子が購入。なんのことはない、むこうの思う壺、な私達だった。

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＜今日の読書＞
家族の言い訳　/　森浩美