テーマ:今日のお出かけ ~(8071)
カテゴリ:trip
「クリーブラッツ」の帰りに通りがかった「中冨記念くすり博物館」へ。江戸時代にこの辺りでは配置売薬業が盛んだったそうで、その中で一番の大企業となった久光製薬が創業145周年を記念して1995年に建設したもの。で、今更見に来る客はいないのか、40分ほどの間ずっと二人ぼっちで、思う存分好き勝手に見学。 生薬の原料が面白かった。昔の人は何でも薬にしちゃたんだな。植物なら、草木、根、樹皮、きのこ、花、花のつぼみ、果実、種子、樹脂。鉱物は、紫水晶や石膏なども。圧巻は動物。ヤモリ、センザンコウ、コブラ、虻なんかはマトモな方で、コウモリとかの糞、牛の胆石、馬の結石(ボーリングのボール大!)、せみの抜け殻、亀の腹甲、ヒトの胎盤なんていうのはどういう発想で使い始められたのか凡人には思いつかないのだった。タイワンザルの頭骸骨や現代では絶対使えない虎の頭骨なんていうのも展示してある。 江戸時代の製薬道具類や地図・台帳・書類がよく保存してあるなあ、と感心。サロンパスは昭和9年に発売とかで、もう70年以上経ってる。昔の薬のパッケージには懐かしいものもある。子供の頃、怪我した時は赤チンで小さな刷毛で塗ってもらってたな、薬屋さんから紙風船をもらったりしてたな、とノスタルジックな気分になる。入ってすぐある100年前のアトキンス薬局は重厚な木のカウンターがバーみたいでカッコイイ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <今日の読書> 野蛮人のテーブルマナー / 佐藤優 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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