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別々に暮らすことにした若い男女が最後の夜に語り合う。どうしてこんなにも緊張感あふれる会話なのか・・・ある男の死に関する「疑い」のためだけではなさそう。ただの恋愛関係でないことが判ると、がぜんミステリー色が強くなる。 お互いの幼い頃の記憶をたどっていくうちに浮かび上がる「疑惑」がじわじわと明らかになっていく。この二人の関係がものすごく特異で、過去の記憶から幼女の死亡事件が掘り起こされるところが圧巻。そんなバカな、と思ってしまうが、あくまでも二人の間での憶測だから真相は闇の中。 あのナイフがもっと劇的な役割を果たすのではないかと期待したけれど、意外と普通に終わってしまった。恩田陸らしい曖昧なラスト。ポップな表紙がかわいい。内容とはミスマッチなんだけど・・・・ 米子 トリノ バラベラで2公演。平日で21時開演なのに、8000人の大盛況。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <今日の読書> 木洩れ日に泳ぐ魚 / 恩田陸 (読了) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.19 22:30:59
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