カテゴリ:trip
動物を擬人化した作品は童話であろうが感動ドラマであろうがあまり興味がわかない。なぜ動物なのだ、どうしてこの役にこの動物が使われるのかと、まず考え込んでしまうから動物物は苦手だ。
で、去年に初演やって今年もまたお正月からしつこくやっている「ライオンキング」。いくら宣伝されてても見る気はさらさらなかった。しかし、毛嫌いしてはいても一度は見ておかないと納まらない、という気持ちになって、半ば喧嘩売る気で鑑賞。一体いつまでロングランやる気だっ?! 観客は母娘連れが割と多く、どっかの幼稚園が団体で来ていた。 ファミリーでのリピーターもけっこう多そう。いつもの四季の客層とは違う。 見てみたら、想像していたのと違った。 最初のアフリカンな歌の独唱と動物たちの登場が圧巻。 独特のデザインでカラフルな衣装、シルエットを重視した舞台装置、 草原を表現する工夫、今までになかったアフリカのリズムと音楽。 これらはとても素晴らしく、印象的だった。 話は想像した通り、お子様向きのストーリー。 子役の登場時間がかなり長くて、学芸会っぽい場面あり。 ダンスが少なくて四季らしくない。 暗い場面と明るい場面の転回が多く、落差がありすぎる。 途中、けっこう眠かった。(これはいつものことか・・・・) 期待してなかった分、この辺はまあ織り込み済み。 二匹のコンビが博多弁でしゃべる場面が多くて、楽しませてくれた。 しかも、TVドラマにありがちのなんちゃって博多弁ではなく、ネイティブ並みの本格的博多弁で、これには脱帽。ほかのご当地版も見てみたいと思わせるほど。 劇団四季の他のどの作品よりも、年齢層が広く万人向け。 衣装と舞台装置のインパクトはナンバーワンの作品。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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