カテゴリ:trip
今年のお正月旅行は鹿児島。薩摩半島の端まで、300kmの九州縦断ドライブ。やっと免許をとったあきぷもハンドルを握った。初の全員運転ドライブ。 知覧の特攻平和会館を再訪。特攻隊員の写真と遺書や辞世の書の展示には圧倒される。誰もが言葉少なに見入っている。まず、文字の美しさ・立派さに驚くが、読めば文章ももれなく素晴らしいのがわかる。若く優秀な青年たちをこういう風に使ってはいけない。最悪の作戦だ。慶應の学生隊員が書いていた自由主義についての考察は、当時としては非国民的内容。全員が洗脳されていたわけではなく、こういう冷静な隊員もいたのだと知ってますます痛ましい。自分の貯金は先に逝った友人の香典に送ってほしいという手紙も切ない。閉館までじっくりと見学するが、とても全部は読みきれない。出撃前に子犬と遊ぶ青年たちの屈託のない表情を見て胸がいたむ。平和の鐘をゴ~ンと鳴らして行く。 お宿は海に面していて、目の前の開聞岳の稜線が美しい。 ポイントは、いせえび料理。お造りは、伊勢海老、平目、アワビ。どれも新鮮そのもの。真っ二つに割られた伊勢海老ちゃんは断末魔にもがいているが、身はすでに切り分けられ金箔がまぶしてある。伊勢海老の鬼瓦焼き、唐揚げ、ステーキ、味噌汁、せいろご飯でもうおなかいっぱい。デザートは、お茶のゼリー。この辺りは、知覧茶、えい茶で知られるお茶の産地。お煎茶をそのままゼリーにしたような見かけとお味で初めての美味しさ。 お部屋の下は公園と海で真っ暗。見上げると、オリオン座がくっきりと光っていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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